任期4年間。五輪監督兼務・・・いいじゃないですか。
早朝ウォーキングの帰り道にサッカーJ2「FC岐阜」の本拠地、
県営の球技場を通る。毎朝、真っ黒な若い選手3・4人が、下積みなのでしょうか・・
ボールに空気を入れ、ボトルに飲料水を詰め、練習の準備をしている。
私が「オイ!日本代表になれよ!」と声を掛ける。すると、
変なおっさんが朝っぱらから・・・不審がるのだが・・
目がキラキラして、「頑張ります」となんとも清々しい若者たち。
試合に負けた翌日は、心無しか元気がなく。接戦を制した後は、挨拶にも気合が入る。
まだ、ベンチ入りもできないのだろうが、サッカーが好きなんだねぇ。
頑張れ、頑張れと祈る。
サッカー日本代表監督が「森保一(もりやすはじめ)」氏に決まった。
率直な疑問は、なぜ、ワールドカップ2ヶ月前に監督にした西野朗さんを、
変えねばならなかったのか。決勝リーグに残ったのは成果ではないのか?
企業の世界では、一定の業績をあげれば、評価されるのに。
本人が固辞したからだと聞くが、森保体制のバックアップ役を担うとか?
どうもスッキリしない感があります。
サッカー事情など皆目分からないのですが、
ベルギー戦で惜敗した折、選手たちに語った言葉が報じられました。
「背中で感じた芝生の感触、見上げた空、
ベンチにいた選手の居心地の悪い感じを忘れるな」
名言というよりも、恐ろしい覚悟を感じました。
善戦などに満足するでないぞ。この負けを身体に刻み込め、
この不甲斐なさをチーム全員が恥とせよと、魂の叫びに聞こえました。
・・・なんとも凄まじい西野監督の思いではないかと、私は思ったのですが・・・
森保新監督。「年代間の融合を図り、日本の歴史を踏まえ、
日本の良さを生かしたチームづくりをする。先輩のバトンを受け継ぎ、
覚悟と感謝の気持ちを持って職責を全うする」・・・就任の弁、良いじゃないですか。
田嶋日本サッカー協会長・・・「日本サッカーや文化を熟知する方が代表監督であるべき、
森保氏は今の代表にもっともふさわしい」・・じゃぁ・・なぜ、外国人監督を・・と、
一言、聞きたくなるのですが、そこは、抑えて・・時期が来たとしておこう。
サッカー協会のこの監督人事。二つの点でいいですね。一つは4年間の契約であること。
もう一つは五輪監督を兼ねるってことです。次回のW杯まで采配を振る安定感は
目標のベスト8が、いや、決勝戦までが夢ではなくなる気がしますね。
それに、五輪監督を兼ねる。中高一貫教育みたいで、選手を若いうちからじっくり育てられる。
ましてや、東京五輪は主催国として、すでに出場権が与えられている、
様々な実践や研究を重ねることができる。
なぜ、森保監督に落ち着いたかは、協会長の言葉に集約したい。
願わくば、いや、願いではない。日本のサッカー文化を根付かせる覚悟があるなら、
勝負事、勝ち負けは世の常。4年間、次回のW杯までは、辛抱して、
監督交代など、微塵も思わぬようにして欲しい。途中退任の危機があれば、
会長が辞める。その覚悟が欲しい。若いサッカー選手のために。Goto
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