高齢者をもっと、もっと働かせようではありませんか。
人生100年時代と言われます。私も還暦・・間違いです。
自分では信じられませんが、私ももうすぐ古希を迎えます。
70歳ですよ。この元気ハツラツの私が70歳なんて・・・何かの間違いではと・・
この国の最大の課題は少子高齢化、人口減少ですが・・・
その背景にあるのは、生産年齢人口の減少です。
2013年に8000万人を割り込みました。減少は音を立てて進み
2060年には半減、4500万人を大きく割り込むそうです。(総務省)
人口が減少するのですから、生産年齢人口が減るのは当然・・・
別段驚くことではないのですが、目に見える対策が打たれないのが不思議です。
いや、そんなことはない。我々が選んだ政治家です。真摯に取り組んでくれています。
と、申し上げたいのですが、この国は、律令国家です。
官僚が役人が・・中央省庁が、全てを差配しています。
ですから、有効求人倍率が全国平均でも1.4倍に迫る勢いにも拘らず・・
労働不足が日本経済の根幹を揺すっているのに、官僚間での合意がなければ、何も動かない。
シンプルな話をします。生産年齢は誰が、15歳から64歳までと決めたのですか。
それはいつ決めたのですか?・・・官僚の答えは、実に曖昧、国際基準だからと言う。
国際基準って何ですか。国際何とか機構が・・・世界各国の平均をだして・・どうのこうの。
香港だか、どこだか小さな国の不確かな統計しかできない国が上位にいますが、
日本は世界で圧倒的に平均寿命の高い国です。生産年齢人口を考えるなら、世界の平均とか、
それに付随した数値である国際基準をあてはめるには無理がありませんか。
生産年齢人口を日本基準に変えてはどうでしょうか。
そうです。15歳から70歳までに。6年引き上げるのです。
そうすれば、1000万人以上の生産年齢人口が増えます。
もちろん、人口が減少しているのですから、いずれはとなれば・・・減少しますが。
当面に生産年齢人口減は解消されるのではないですか。
人事院は国家公務員定年を60歳から65歳に引き上げる提案をした。
思惑は色々あるようです。公務員の年金受給を65歳に引き上げたため・・
60歳定年後の職員を再雇用する制度が形骸化、働かないまま5年間居座る・・
無駄飯を食わせる結果になっている。
であれば、65歳まで定年を引き上げ、(60歳以前の給与の7割水準で)
経験豊かな高齢職員を活用し、質の高いサービスを維持させるが良い・・
そんな思惑での人事院の提案らしいが・・・所詮は律令国家です。
お手盛り感は拭えないが、国家公務員定年を65歳に引き上げるのは、
自治体職員に波及し、民間の定年引き上げを誘発することになり、
結果的には労働不足の解消の一助にはなると思う。
人生100年時代、定年を70歳にするのが趨勢だと思っているのに・・
国の動きは、人事院の勧告がスタートで、各級、各層での様々な議論を経て・・・
3年ぐらい掛けて、決める、そしてその答えが、段階的となる・・・
気が遠くなるような手続きを経る。
それが民主的律令国家の仕組みですから、致し方ないのですが。
高齢者が更に高齢化して、もうひと働きして社会にお役に立てないのではと心配する。
公務員の定年、直ぐに65歳にしませんか。Goto
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