自然に順応し、畏敬し、感謝するのが難しいこともある。
北海道地震。被災された皆様には謹んでお見舞い申しあげます。
どう表現したら良いのでしょうか。
我が社の北海道の拠点は滝川市と旭川市。震源地からは多少距離があり、
幸いスタッフに被害はなかったが、地滑りでむき出しになった厚真町の山肌
「山津波」の現状を新聞写真(9/7、日経)で見るにつけ言葉がでてこない。
怖ろしい。山際を走る国道に沿って家々が連なっていた。深い眠りについていた
無防備な状態。無垢の人たちがその家とともに一瞬にして飲み込まれた。
酷いとしか言いようがない。
天は北の大地、初秋の静かな佇み。収穫のときを間近に控えた田園地帯をなぜ襲う……
とても人知の及ぶところではないが、先の台風21号にしても
この夏の猛暑にしても、集中豪雨にしても、この異常気象。
天はなぜ、日本列島を襲うのか。ここに住む我々を苦しめるのか。
どうにもならぬ憤りに震える。
震災が起こるたびに、メディアは、虚しく語る。
自然の無情に災害列島の住民がスクラムで応じるしかない。(毎日)、
凄まじい頻度で災害が繰り返される。恵を忘れそうになる(読売)
身のまわりに目を凝らし、備えを怠るな。(朝日)と。
それ以外に言葉がないのもわかる。
師曰く「万象我師である。順応し畏敬し感謝せよ」と。
大自然と素直に向き合え、逆らってもどうにもならぬ。天与のモノと喜んで和せと教える。
頭ではわかる。しかし、北の大地に残した無残な爪痕を忘れるわけにはいかない。
大自然も、ときには敬意を払えぬ傍若も平気でやることを……………
教訓として、肝に銘じたい。記憶に留めて起きたい。Goto
9/7 日本経済新聞
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