変化は唯一の永遠である。

我が社のイノベーション事業部、年間500本以上の企業研修や講師派遣を手掛けています。
感慨深いものがあります。
「初めて会ったのは20年前、私は課長、孫さんは社長だった」と
移動サービス分野でトヨタとソフトバンクが提携、新会社設立を発表した
共同記者会見で語った……トヨタ自動車の豊田章男社長の発言……。
ソフトバンク創業の折、社員の前で、みかん箱の上に立ち、
「みなさんと一緒にこの会社を1兆、2兆円規模の会社にする」と豪語、
豆腐屋じゃあるまいし、そんなことが……と従業員が笑った、そんな逸話が残っていますが。
ソフトバンクの売上は9兆円、時価総額8.8兆円です。
その頃、孫正義社長は駆け出し社長として、全国で「情報社会の到来」を
米国仕込みの独特の世界観で講演していた。
当時、我が社に「教育研修事業部」があり、企業研修の提案や講師派遣、
イベントなどを手掛けていた。(もちろん、今はイノベーション事業部として
年間500本以上の講師派遣などを行なっている)
20年以上前でしょうか。トヨタ本社の依頼で、オールトヨタの課長係長級研修を
担当させていただいた。その講師に新進気鋭、次世代の情報社会を担う・・・・
ソフトバンク孫正義社長を講師派遣した。
その時の孫さんの講演内容…
米国での体験を踏まえ「物事は頭の皮がよじれるほど考えなければならない」
そのフレーズを今でも鮮明に覚えている。今のソフトバンクは
「頭の皮がよじれる」ほどに考える孫社長の姿勢が源流であると思っている。
その研修に課長時代と合致する豊田章男社長が、
参加されていたかどうかは定かでないが、
孫社長が「大岩壁のようなトヨタ」と始めて関係を持ったのが、
その研修だったことは間違いない。(講師交渉の折の記録から)
と思うと、両社、両者と申し上げた方が良いでしょう。
「モビリティー(移動体)で世界一のトヨタと人工知能のソフトバンクが、
新しく進化したモビリティー時代を生みだすことで完全に一致したことは、
企業成長の要諦である「変化こそ唯一の永遠である」を実践した
トヨタの大英断ではないかと思う。
ここまで、歩を進めてきた孫正義社長に敬意を表するとともに、
時価総額、日本一のトヨタと2位のソフトバンクの提携は「Maas(モビリティー・
アズ・ア・サービス)」分野で世界を席巻するでしょう。そうあって欲しいと願いたい。
遠い昔、その縁結びの一コマを手掛けたとしたならば、
我が社の「教育研修事業部」(現イノベーション事業部)の役割と使命、
存在意義は大きい。Goto

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