キャンセル料

忘年会のシーズンです。暴飲暴食のほかに、無断キャンセルにも注意を。
私の趣味はゴルフです。祝祭日に暇があると、
気の置けない仲間と、芝刈りを楽しみます。
ゴルフ業界、若い人の参入が少なく、下降気味です。
それが、季節なのでしょうか。それとも静かなるブームが再来したのか。
最近、コースの予約を取るのが難しいです。
コアなメンバーだと思っているのですが、急な予約では、
ホームコースでも休日はキャンセル待ちになります。
そんな予約状況なんでしょう。いや私のホームコースは……
せっかく予約を取っていても、仕事の予定が入ればキャンセルせねばなりません。
日曜の予約ですと、木曜までに予約を取り消さなければ、規則でキャンセル料金が発生します。
ゴルフ場の立場に立てば、1日の予約数が限られているのです。
それが、無駄になるのですから、当然のことです。
事前に予約を取り消してくれれば、キャンセル待ちのメンバーに連絡を入れ、
空いた穴を埋めることができるのですが、無断で欠席する場合は如何ともし難く、
提供側の損害になります。
ゴルフ場の場合は、キャンセル者が明確なので、キャンセル料を取れば済みますが、
飲食店の無断キャンセルの場合には、よほどのお店でない限りは
お店の側が泣き寝入りすることが大半です。
それって、マナーの問題ではという人もいますが、
ネットで簡単に予約できる時代です。そのせいばかりではないのでしょうが、
最近は、無断キャンセルが急増しているそうで、経産省の試算では、
仕入れた材料の損失、従業員を待機させる損失。
他の予約が取れるかも知れない、機会の損失。
国内飲食店の損失総額は2000億円にのぼるとのこと。
最近のとは、申しませんが。ネット普及の弊害の一つなのかも知れませんね。
なんとかせねばと、全国の飲食店約8万店が加盟する全国飲食業生活衛生同業組合
連合会では、経産省、農林省、消費者庁を巻き込んで、指針をまとめた。
無断キャンセルとは、予約を入れながら連絡しないまま当日来店しない
ケースのこと。法的には、債務不履行に該当し、店側は客に損害賠償請求できます。
キャンセル料の算出基準は事前に払うべき金額が決まっているコース料金を
キャンセルした場合は「その金額を全額請求できます」
席だけ予約の場合は転用可能な原材料や人件費などを除いた金額を
損害賠償の対象とする。一般的な飲食店の収益構造から、キャンセル料の目安は
「平均単価の5割程度」とするそうです。
忘年会のシーズンです。暴飲暴食にはご注意をと申し上げたいのと同時に、
店の予約をして、無断でキャンセルすると、幹事さんに、あらぬ負担が掛かることも
知っていると良いですね。Goto

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