選挙イヤー

投票率は民度のバロメーターだ。低いほど高い。
今年は「選挙イヤー」です。4年ごとの統一地方選挙と、3年ごとの参院選が
12年おきに重なる「己亥」だからですが、それに巷間では、衆院選が参院選と
同時になる「衆参ダブル選挙」になるのではとの憶測も飛び交っています。
天皇の即位もあり、さすがにそうはならないと思うのですが。
参院の32ある一人区で野党が統一候補を擁立するならば、与党の危機、
「ダブル選挙」もありうるかも知れませんね。
総選挙は別にしても日本列島、国政に地方選挙と賑やかなことは間違いない。
毎日の余禄です。(一面のコラム)日本の選挙、有権者の関心が薄れ、投票率が下がるばかり、
なんと穏やかな国なんでしょうか。年末、バングラデシュの総選挙では、
与野党の支持者が警官隊と衝突、数十人が死傷した。
与党の圧勝が発表されたが野党側は「不正があった」と反発、再選挙を求め混乱。
アフリカ中部のコンゴ、同日、大統領選があったが混迷が続いている。
独裁的な現大統領の後継者と、刷新を求める野党候補の争い、直前に、野党支持者と
治安当局が衝突、混乱している。と年初から選挙がらみで政変模様の二国を紹介している。
穏やかな新年とならなかった国で、紛争と暴力を止める役割が新たな政府に
求められている。公正かつ平和的な手順で、公職者に国と地方の政治を委ねる選挙の
重みを改めて考えたいと、凛々しい論調で語る。
バングラデシュとコンゴの衝突を繰り返す激しい選挙と
日本の選挙イヤーを絡めて有権者に政治に関心を持てとのコラムだが。
どうもピントがあっていない。
尊敬するメディア界の重鎮の言葉が思い出される。
「投票率は民度のバロメーターだ、先進国ほど投票率は低いモノである」
私もそう思う。日本ほど選挙制度、民主主義と敢えて言おう、が充実した国はない。
米国の中間選挙なんて、最終結果がでるまでに1週間も要したのですから。
投票率が選挙のたびに低下するのは、この国が平和で、安定していて、
国民は政治に参画する権利を放棄してまでも、不安はあっても不満がない証拠なのではないか。
それを、後進国と並べて、選挙イヤーを語る感覚って、ちょっとね。
もちろん、投票に行かないで、文句をいう有権者を少なくするよう、
投票呼び掛けの活動はせねばと思いますが。Goto

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