大相撲初場所

横綱・稀勢の里関、引退評価に物言いを付けます。
「オイオイ、大相撲初場所終わっちゃったぞ」
「毎場所の優勝力士占いはどうした」「もうやめたのか」と……
ありがたいことですが、もう、何十回も占っていますが、一度も当たったことのない。
(一度だけまぐれで)優勝者予想をなぜ、やらなかったのだと、お叱りの声を頂きました。
別段、忘れていたわけでもありませんし、当たらないからめげてやめた訳でもありません。
たまたま、大相撲を話題にするタイミングがないまま、千秋楽を迎えてしまったので。
でも、そう期待されれば、無類の好角家です。「力女」たちのためにも初場所総括を。
まずは、玉鷲関の初優勝おめでとうございます。
親父が優勝を決めた千秋楽に生まれてくる子供って。その男児は持ってますねぇ。
力士になるなら未来の「横綱」じゃないでしょうか。
親父の名前が「一郎」ですから「大次郎」かな。「横綱・玉鷲大次郎」いいじゃないかなぁ。
えっ、勝手に名前を付けるなですって。ゴメン。
それにしても、家族を支えたいとの思いが、人を強くするのですね。
「人は自分の周りの人のために」頑張るものなのですね。
大関栃ノ心関もそうですが。遅咲きの大関もありかも。
でも、家族のために、長持ちするなら大関に上がらない方が良いかな。
やはり、今場所の話題は、横綱稀勢の里関の引退でしょうかねぇ。
日本人って優しですねぇ。いやメディアがでしょうか。
如何に稀勢の里が偉大な横綱であったか、素晴らしい人物であるか、
稽古熱心であったかを持ち上げ、挙句には「最高の親方」になれるとか、
将来の協会理事長、大指導者間違いなしとまで。そりゃ持ち上げ過ぎですよ。
批判覚悟でひと言申せば、8場所連続して休場する横綱を許したおかげで、
白鵬関も鶴竜関も日馬富士関(別の理由で引退しましたが)も、横綱が、
前半戦で取りこぼせば、すぐに休場が許されるようになってしまった。
横綱の権威を失墜させた、稀勢の里関の罪は重い。将来に禍根を残しましたよ。
「散るときは、潔く散るから」横綱です。
今場所、私が見た最高の取り組みは、玉鷲、琴奨菊戦ですね。
大関陥落した琴奨菊関ですが、真摯な土俵態度には敬意を表します。
前に出る。そして、捕まえ、がぶり寄り。もう少し下半身に粘りがあればと、
思うのですが、やはり衰えてきましたかねぇ。この一番を観戦すると、
負けはしましたが、まだまだ、頑張って欲しい力士です。
それと、もう一番。印象に残った相撲は、貴景勝と北勝富士の対戦です。
凄まじい一番でした。お互い押し相撲。一歩も引かずに、意地のぶつかり合い。
大相撲の醍醐味を満喫させてくれました。北勝富士は勝っても負けても礼儀正しい。
正統派の力士です。相撲を良く知っています。それこそ将来は協会幹部ですね。
相撲が巧みといえば、妙義龍関です。久々の小結。身体も一回り大きくなり、
技能派力士の本領を発揮、勝ち越して欲しいと思ったのですが。
因みに、日馬富士引退後、私が最も贔屓にする関取はこの妙義龍関です。
相撲は神事です。所作が綺麗でなければ行けませんから。
それから。貴景勝関の大関昇進問題。規定では33勝すれば合格なのに、
千秋楽で豪栄道に一方的に寄り切られたら、阿武松理事、即座に「来場所を見る」と
昇進を否定。この間髪入れずの裁定。貴乃花問題が尾を引いてはいないか。
勘繰りたくなりますが。でも、彼のためには、良かったと思います。
まだまだ、大関の器ではないとの評価でしょう。協会もいい加減ですからね。
来場所は文句なしで、大関になれます。頑張れです。
2019年初場所。根底に新旧交代の嵐が吹き始めた……
そんな場所だったと言えないでしょうか。
こんなところでどうでしょうか。来場所は占いますよ。Goto

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