従属国

ノーベル平和賞なんて、そんなに価値がありますかねぇ
毎日や朝日新聞ほどには批判もしないし驚きもしないが、
従順なポチといわれようが、バカにされようが、追従(ついしょう)せねば、
生きられぬほどに、落ちぶれた責任って、いったい誰にあるのでしょうかねぇ。
「おい、俺のおかげで、隣りから、石が飛んでこなくなっただろ」
「俺の力を町内会で表彰するよう、オマエから推薦状を出せよ」
「ハイわかりましたボス。最上級の称賛を報告します。でもこのことはご内密に」
そんなやり取りが、あったかどうか。
米朝会談がノーベル平和賞に値するか……まだ、明確な結果が出ていないうちに、
朝鮮半島に平和が訪れましたと言うのは、チト早い気はするが、
現状で、米政府から推薦状を出してくれと、頼まれれば、ノーと言える環境にはない。
そもそも論だが。ノーベル賞ってそんなに凄い賞なんですかねぇ。
取り分け、平和賞はいい加減なモノじゃないですか。政治的で恣意的。
映画「天才作家の妻……40年目の真実」」を観ましたか。
ノーベル文学賞作家の妻を演じるグレン・グロースの圧倒的な演技力に……思わず
引きずり込まれますが、文学賞の基準とか選考過程なんて、こんなモノか……が、
背景に潜む映画です。
ましてや、平和賞なんて。日本でも沖縄返還交渉に当たった首相が授与されましたが。
その時、毎日や朝日は批判してましたかねぇ。平和賞っていい加減な賞だって。
多分ですが、批判的ではなかったと思います。であれば、世界の異端国家のトップと、
敢えて首脳会談に挑み、核を廃棄させようとしていることを否定する必要はないと思う。
結果なんて、オバマさんだって。核兵器廃絶を唱えただけで平和賞なんだから。
問題は、平和賞への推薦状を書いたことではない。
日本という国は、米国の従属国であり独立国ではないってことを、改めて世界に
証明したこと。そして、経済的繁栄を維持するために、従属国を良しとする、
そうするしか、生き残る道はないと悲観的に思っている政治家が、問題ではないでしょうか。
もちろん、その政治家を選んでいるのは、平和ボケの国民なんですが。Goto

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