予定稿

月曜の新聞を休刊しないなら、大胆な予定記事で埋めれば良いと思う。
月曜日の朝刊ほど、活気のない紙面はない。
原因は新聞社の「働き方改革」が不均衡なまま進んでいて、
記者不足にも関わらず無理矢理土日を休みにするからではと私は思っている。
だから、このブログで月曜日は全て休刊にしたらどうかと、再三訴えている。
その声が届いたのではと思わないが、朝日新聞の月曜紙面が変わった気がする。
いや、たまたま、2/18(月曜)の紙面がそう感じただけかも知れないのだが。
社会面に「平成代替わり」というコーナーができた。
社会面といえば、直近のニュースを扱うページ。記者が脚で稼がにゃならない。
それを予定稿で埋めれば土日に記者が頑張らなくてもよくなる。
だから、6段抜いての「10連休の話題を」の特集が。内容は10連休が嬉しい人35%、
嬉しくない人45%だったとの昨年10月の朝日新聞世論調査を参考にした面白い記事でした。
圧巻は……月曜連載企画「働く」がスタート。
週始めに「働く」という企画を持ってくるなんて、なんかの皮肉ではないかと思うのだが。
「職場のホンネ」コーナーで、大企業管理部門課長の弁「4月から法律で有給休暇が
義務化されることに伴い、部下に有給休暇を取らせろとの要請が下りてくるが、
スケジュール管理の不得意な部下に強要すると、逆ギレが起こる」
どうすればと悩んでるとの発言を掲載するのは、編集局のホンネがちらほらではと苦笑。
月曜の文化・文芸面。これも予定稿でいいですね。
「左派ポピュリズムという希望」なんてタイトルの寄稿。
ポピュリズムを大衆迎合主義と誤って解釈するのは問題である。
本来ポピュリズムとは既存政党からこぼれ落ち、阻害さた人々を
一つの政治勢力としてまとめ上げる、政治手法をさす言葉である。(そうかなぁ)
その限りでは、ポピュリズムこそ真に民主主義的である、という見方も当然なり立つ。
社会正義と平等を訴える政党が欧米で生まれている。
そのポピュリズムを「左派ポピュリズム」という。(本当かいなと思うのですが)
言論は自由だから、文化、文芸欄に何を載せようが自由。これって、面白い考え考え方ですが、
政治学の話ではないか。どこが、文化で、文芸なのか。これも月曜朝刊の余興ですかねぇ。
そうなんです。他にも「世代超えた絵本を世に出し続けた」老編集者の声などが。
読んで納得できる内容ですが、月曜向き紙面だとは思えない。
やっぱり、予定稿で穴埋めしている感が免れない。であれば……
予定稿の紙面が月曜朝刊とすれば、月曜の紙面は金曜までに作ってしまえば、
土日を休みにできますね。Goto
予定稿とは、
予め用意した原稿を新聞に掲載すること。

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