政治と宗教。

時代は大きく変わっています。タブーにチャレンジを。
商売をするには、二つのタブーがあると聞いたことがありますか。
昔の話で、今はそんなことはない。むしろ、積極的にタブーに挑戦したり、
関わるべきで、タブーなどという方が、おかしいという向きもあります。
タブーとは商売をするには自分の信条はどうであれ「政治と宗教」には関わるな。
どちらも、熱い人がいて、その人と違う政党だったり、違う宗派だったすると、
妙な偏見が起こり、商売がスムーズに行かなくなる……からだといわれています。
私は、そもそもが「学生運動をかじった」世代です。
政治とは何か、権力とは、あるいは、政治的な発想や考え方を
自分なりに理解していますから、政治に対する自分なりの見解があります。
政治をタブー視するという発想が理解できません。
宗教についてもです。宗教とはなんぞや。最近、若い経営者と
話す機会があると、最後にいつも質問をします。「君は宗教と哲学を持っているか」と。
大概の人は「金儲け」は哲学ではないのですかとか、宗教は「弱い人の心に宿る亡霊、
関心がない」なんてトンチンカンなことをいいます。
要は考えていないと申しますか、興味がないのです。
経営者とはマネジメントをすることです。人の上に立ち、人を使う立場です。
そんな経営者になろうという若者が、「人間を問う学問である」宗教について、
考えたこともないなんて、経営者として成功などするはずがありません。
政治も宗教もタブー視すること自体が、もう人としてダメですね。
時代遅れも甚だしいと私は思っています。
むしろ、積極的に政治にも宗教にも関わって欲しいと思います。
参院選に投票しよう。などと言う積もりはありませんが。Goto
追伸
最近、臨済宗妙心寺派が……「シニア向けの修行道場」をつくり、
「僧侶」の養成をしています。結構、坊主になっても良いと思うリタイア組が増えているとか、
そりゃ、昨今は僧侶不足で維持できない末寺が増えています。
宗教各派も必死の求人活動ってことでしょう。その甲斐あってか「修行道場」も盛況だとか。
リタイア組のある僧侶「僧侶はシニアの人たちが長年培ってきた知恵が
存分に生かせる、楽しくて、意義ある仕事だ」と呼び掛けています。
政治の世界もそうです。議員の成り手がいなくて、議会民主主義が
維持できなくなるのではと、過疎地では深刻です。
政治も宗教もタブー視しないで、今からでも遅くない。
積極的に関わっては如何でしょうか。

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