需要予測進化

明日の来客数も、売上げも、仕入れ量も人の配置も全てわかる。バンザイでしょうか。
なるほど、こうなって行くのかと、思わず唸る。
ビッグデータの時代だと言われて久しいのだが、ここまで来たとは。
私のスマホ、ヤフーニュースを見るのが恐ろしい。
履歴が全て把握され、どんな思考回路で、どんな趣味なのか。
そして、何時頃どんな行動形態を取るのか。全て把握と申しますか、
捕捉されてしまっている。私は最早、自分で気付いていないだけで、
自分ではないかも知れない。ビッグデータ時代とはそんな時代です。
飲食店にビッグデータを適応すると、
過去の売上げ、近隣でのイベント、周辺ホテルの宿泊数、インターネット上の口コミや
天候など十数項目を集めれば(ビッグデータです)来店客数をはじきだす。
どの項目が来店客数に影響を与えるのか。AIが学習し、日ごとや週ごとに
重視する変数を自動的に変える。19年8月、約1万人の来店があり、前日予測との誤差は
1ヶ月で203人だと言う。凄いというより怖ろしいですね。
更に、翌日の1時間ごとの客数。今後1週間、1ヶ月の予測客数も表示され……
予想売上はもとより、メニューごとの注文数がどれくらいになるかも算出する。
となると、効率は全ての面に波及、仕入れロスが解消され、
従業員の省人化が可能になり、利益率は更に高まる。
このビッグデータによる需要予測技術(AIを使った来客予測システム)は、
販売されています。(日経9/18・Disruption)
私は思うのです。ビッグデータの時代が進化すれば、需要予測のみならず、
全てのものが効率化されるでしょう。となると、遊び心も、無駄もない社会ってことになります。それって、やはり、怖ろしいことだと思います。Goto

コメント