盟友を偲ぶ

紅葉と湯豆腐とすっぽん鍋
季節がズレたのか、そもそも旧暦と新暦がごちゃごちゃなのか。
秋とはいつなのか。冬はいつからか、よくわからなくなってきましたが。
旧暦では、9/9、二十四節気「白露」七十二侯「草露白し」が秋の始まりで、
9/23、二十四節気「秋分」で秋の盛りを迎え。
11/8の「立冬」から「立春」の前日である節分の日までが冬とされています。
旧暦でも新暦でも良いのですが。秋から冬にかけての哀愁を帯びた美しさは格別です。
取り分け京都の晩秋と申しますか、初冬は深みがあります。
ぜひにと思うのですが。京都の友人に言わせれば「紅葉なら12月初旬だが」
「どこもかしこも観光客で溢れている」「オマエの想い出の中に留めておいた方が」と
京都の賑わいをそんな表現で、敬遠気味。
そうだなぁ。敢えて人混みに行くこともないのだがと思うのですが。
3年半の闘病生活だったが、私が見舞わねばならないのに、
いつも励ましてくれた盟友が逝った。淋しい限りです。
想い出の一つに、もう何年になるだろうか、15年以上前かなぁ。
秋の京都を尋ねたことが蘇る。
昼は嵐山で「湯豆腐」を味わい、夜は北野の「大市」で「すっぽん鍋」を囲みワイワイやった。
その季節がいつだったか。「すっぽん」鍋だから初冬だった気がするが、
紅葉が綺麗だった、そんな印象が残っているので晩秋だったか。
立冬(二十四節気)七十二侯末侯「金盞香ばし」。
(金盞とは金の杯という意味があり、芳香を漂わせる水仙のこと)
水仙は可憐な花の姿と芳香がまるで仙人のようなところから名がついたそうです。
物事を達観した盟友の姿とダブります。還らぬ友の冥府を祈る。Goto

コメント