300万円の国産ウヰスキー

「呑兵衛」のささやかな願いです。酒はエンベロープを破壊してくれるかも。
茶化しちゃ、叱られそうですが。
新型肺炎の原因となるコロナウイルスの感染が世界中に広がっています。
国内も感染者が出る始末をマスコミ、特にテレビが煽るものですから、
ドラッグストアから「マスク」が消え、消毒液が飛ぶように売れています。
なかでも「アルコール消毒が感染予防に有効」だとこれも売れているそうです。
理屈はこうです。コロナウイルスはインフルエンザと同様に、
「エンベロープ」と呼ばれる膜状の構造を持っています。
アルコールはこの「エンベロープ」を壊す働きがあるそうで、
アルコール消毒液が有効だと。
使用方法も「手につけるだけではダメ、効果がない。手に浸透するまで、
少なくとも10秒以上はこすりつけ、しっかりと手に馴染ませることが重要」だと、
懇切丁寧に「予防解説」しています。そこまでやるなら、いっそアルコールで
体内から消毒すれば良いのではと「呑兵衛」は思うのですが。
そんな、大層なアルコール消毒が必要だからなのでしょうか。
いや、関係ないと思うのですが。とんでもない高額のアルコールが販売されました。
もう、完売したのかな。サントリーが東京五輪が開かれた1964年以前に、
大阪府の山崎蒸留所で蒸留した原酒のみを使うシングルモルトウイスキー
「山崎55年」100本限定で一本が300万円です。
この価格が正当なのかどうかは、わかりませんが、
ウイスキーブームはNHKの朝ドラで「日本のウイスキーの父」といわれる
竹鶴政孝さんを題材にした「マッサン」でフィーバー、
同時にサントリーが「ウイスキーが、お好きでしょ」と
綺麗な女優さんを使ってハイボールブームに火を付けました。
さらには、ウイスキーの本場欧米でも日本産の味が評価され、需要がうなぎ登り。
その結果、原酒が不足、300万円のウイスキーが登場ってことに。
タイミングが良いのか、悪いのか。
コロナ(王冠)には高級ウイスキーが似合う、なんてことで茶化しちゃいけませんが、
アルコール消毒液も飲んだ方が効果が、なんてうそぶく「呑兵衛」にしてみれば、
300万円のウイスキーを発売する方は自由ですが。
買われる人がいるなんて、信じられない思いです。Goto

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