国民が直接リーダーを選べる制度って、ワクワクしませんか。
アメリカという国は、面白い国だと思う。
たかだか200余年の歴史しかないのだが、だからこそなんだろう。
日本では考えられないのですが、アメリカンドリームって本当にあるんですね。
2020年大統領選の予備選挙、政党の指名候補争いからスタートしました。
共和党の候補者は2期目をめざす現職・トランプ大統領の対抗馬がないので決まり。
問題は民主党です。初戦のアイオワを制したものが、候補者になる確率が高いといわれます。
その前にです。予備選から約1年間掛けて大統領を決めるっていうのです。
国土が広いからなのでしょうか。それとも「民主主義」とはそのくらい手間暇かけて
醸造させるものなのか私にはわかりませんが。お祭り騒ぎが好きな国民なんでしょうねぇ。
それと、IT王国のアメリカです。なぜ選挙制度を合理化しないのでしょうか。
ネットで投票すれば簡単だと思うのですが。ネットを信頼していないのか、
それとも、リアルな投票に価値を見出しているのか。
アイオワ州民主党予備選最終結果がいつまで経っても確定しないなんて、
日本ならそれだけで大問題になり、選挙管理責任者の首が飛びます。
手元の得票率(開票率)97%で、(一度では覚えにくい)ピート・ブティジェッジ氏(38)
インディアナ州サウスベンド市の前市長、全米では無名が26.2%を獲得、
2位のバーニー・サンダース上院議員と0.1%差でトップに立ちました。
本命視されているバイデン前副大統領は77歳。急進左派のサンダースが78歳、
それにウォーレン上院議員が70歳、まぁ、トランプ大統領が74歳ですから、
70代でもと思うのですが。あまりにも高齢です。これではと思っていましたら。
彗星の如く躍り出たのが穏健派のブティジェッジ(書きにくいのでピートにします)氏。
政策はバイデンと同じ。それがトップ。ということは「若い」ってことが、
最大の勝因でしょうか。次の州でもトップなら、一気に候補者に駆け上がります。
ピートってどんな人物でしょうか。
両親は大学教授、ハーバード大・オックスフォード大卒、
29歳で故郷サウスベンド市長。途中市長を休職してアフガニスタンの米軍に駐留経験があり、
33歳で同性愛者を公表、選挙集会ではパートナーも演台に上がる。(日経から)
政策は党内では穏健派に属すが具体性に欠け未知だ、といわれているが、
予備選を通じて明らかになってくるのでしょう。ここが大統領選の面白いところかな。
オハイオの結果では何とも言えないが、国民が「若さ」に国を委ねるとしたら、
ひょっとしたら、アメリカンドリームもあり得るのではないか。そんな予感がします。
それに引き換え、我が日本。安倍の後は安倍が一番の候補です。
議会制民主主義ですから、自民党の派閥力学でしか、首相を選べない。
そう思うと、長丁場の大統領選ですが、直接国民が大統領を選べるって、
何だかワクワクしませんか。Goto
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