「冷静に対応」することが肝要ではないでしょうか。
これぞメディアの力かと、皮肉って見たくもなるのですが。
田舎の山間部、野暮用があり旧友に会いにいった。「祈年祭」です。
農作業の準備をしていた彼がマスクを嵌めてひとりで作業をしていた。
「今年は雪が少なて仕事がはかどるなぁ」と私。「そやなぁ、夏場の水が心配やが」と彼。
「おい。なんでマスクなんか付けて仕事やっちょるんや。風邪でも引いたのか」と
「元気や。でもコロナなんとかで、年寄りがいちばん、肺炎に罹って死ぬ率が
高いってテレビでやっとた。予防はマスクじゃとゆうとったからな」と彼。
これって、おかしくないですか。ひと気のない集落で黙々と働く年寄りまでもが、
「マスク」をして仕事してるなんて、メディアの煽り過ぎじゃないかと笑っちゃうのですが、
それでも、彼は「真剣にマスクを付け、うがいと手洗いを心掛け」予防に余念がない。
死にたくない気持ちは分りますが、ここまで怖れ、日本中で生産が滞るようになりますと
それこそ、経済にも影響がでるのではないか、その方が怖いと思います。
この状態を「インフォデミック」というのでしょうか。
WHOは「新型コロナウイルス」の流行は「パンデミック」(世界的大流行)ではない
流言飛語が飛び交い根拠のない情報が拡散する「インフォデミック」だと表現し、
世界に向けて冷静になるよう呼び掛けています。
メディアには「インフォデミック」を助長しないよう報道には十二分な注意を払って欲しい。
取分け、政府の対応が遅いとか、後手に廻っているとか、批判するのは注意深くして欲しい。
大切なのは、政府が正解な情報を出すかどうかの監視と、はっきりとした方針に対して
それこそ、メディアが総力を挙げて報じることではないでしょうか。
もちろん、無関心で無防備は愚の骨頂です。でも人の交流もない集落の人までも、
心配し過ぎて過剰な反応をするのもやはり異常です。
「冷静に対応する」ことが寛容だと思います。
病状は「発熱」「咳」「倦怠感」「筋肉痛」「下痢」の症状がでるそうです。
感染は飛沫感染と接触感染ですが、無症状病原体保有者からも感染するそうです。
症状がないのに感染するということはどういうことでしょうか。
その人には免疫力があると申しますか、予め抗体を持っているってことでしょうか。
メディアが中国での死亡者数を数千人と発表していますが。
現状では感染者の大半は軽症。肺炎など重症になる人は多くないそうです。
致死率は医療体制が十分でないといえる武漢で約4%だとか、日本の医療体制は世界一です。
インフルエンザの致死率が0.1%だそうですが、それと同程度かそれ以下だそうです。
治療薬と申しますか「ワクチン」が開発されれば、問題は解決します。
楽観的かもしれませんが、病状別の治療薬は既にあります。
であれば人類の叡智を信じて「冷静に対応」すれば怖れるに足りません。
我が旧友に「オマエの場合、こんな大自然に囲まれて生きているのだ。
ウイルスの方から逃げていくよ。冷静に対応したら」と声を掛けて戻ってきましたが。
メディア報道に煽られ「インフォデミック」でマスクを外せぬ友に呆れて
肝心な用を伝えることを忘れてしまいました。Goto
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