緊急事態宣言

今日はブログを二つ書きます。12年半毎日綴っていて初めてのことです。
なぜ二つなのかと申しますと、暇だからではありません。
年度始めで二つ必要だと思ったからです。
ひとつは2020年・新年度、日常生活がどのように変わるか。
重要な法改正を含んでいるため、4月の上旬に知っておいた方が良いと思うからです。
もう一つは、コロナ対策でモタモタしている政府ですが、
本日、緊急(非常)事態宣言を発令すると思うからです。
いや、日本国民として発令して欲しいからです。
理由は二つです。
一つは「医療崩壊」が現実のものとなったから。
もう一つは、安倍首相を支えている官僚が思考停止に陥ったからです。
感染者が如何に増えようとも、重症患者を殺してはなりません。
特効薬(ワクチン・治療薬)ができるまで、今の医療の力で最善を尽くして貰わねばなりません。
そしてそのためには、医療体制を崩壊させてはなりません。
医療を支えるのは医者を中心とする医療従事者です。
開業医には「医道」の本質に立ち返り、感染症に立ち向かってもらわねばなりません。
国が「システム」を組んで「医師と医療従事者」を適宜に配置する時です。
イギリスでは軽症者のための「野戦病院(ナイチンゲール病院)」を設置しました。
野戦病院は日本医師会の開業医に担ってもらわねばなりません。
日本医師会は、そのためには緊急事態発令が必要だと申し出ています。
重症患者は専門の医療機関に送り、絶対に死なせない。そのための体制を組むには
超法規的であっても国が責任を取るお墨付きが必要だからです。
もう一つは、逆説的ですが、現政権の「有事」に即応できない体質が露呈したからです。
国家緊急事態宣言は対応を「都道府県」に丸投げする内容です。
如何にも地方に分権するかのようですが、実態は官僚の巧妙な責任逃れが可能な法律です。
考えてみて下さい。マスクを5000万世帯に2枚、200円の送料費をかけて配る。
それが、2日の緊急対策ですよ。その発想って首相を取り巻く官僚じゃないですか。
その費用は200億円って言うじゃないですか。呆れてものも言えません。
韓国の首相ですら、国家を挙げて「治療薬」の研究をしている。そのためには
「予算を惜しまぬ」。だから、世界で最初に韓国で「治療薬」ができると豪語して、
国民の不安に応えているのです。それが、マスク配布に200億って、
官僚の知恵の限界でしょ。つまり安倍政権はこの非常事態に対応する能力がないってことです。
それは即ち、官僚が省益と保身以外に考えていないのを丸のみしているのです。
それが官邸の判断材料です。自ら腹を括って「自分の頭で考え、決断」できないのです。
その逃げ口が「命よりも経済」であったのでしょうが。それも今では通用しない。
その挙句に、国民には不幸ですが、緊急事態宣言です。
今日緊急事態宣言が発令されなければ、アベノミクスはあだ花。
歴代最悪の総理大臣だったと後世歴史にその名を留めるでしょう。
来年の五輪も中止になる可能性が出てきます。
とは申せ、この国の政治を決めているのは「主権者である国民」我々です。
責任は国民にあります。ここはいちばん、自分の身は自分で守るしかありませんが。
お願いです。どうか、豪州やハワイ州の世界各国のように
国家緊急事態宣言を発令してウイルスの拡大を抑えることを第一義にして頂きたいものです。
国民の命のために。Goto

コメント

  1. レモンハート より:

    こんにちは。自粛は続けろ、しかし補填はまだしない。いつまで続くかわからないから、無担保無利子で金がないなら金は金が貸す。借金させてやるからなんとかしろ。そんなことが聞き入れられると思いますか。ヨーロッパのようにロックダウン中の水道光熱費、家賃、一部経費、人件費、社員の給与などの補填を行うという条件がありますね。日本でも外出制限をするなら、同様の対応が必要じゃないでしょうか。そうした財源増加に反対する意見も多いでしょう。ハイパーインフレを起こすきっけになるかもしれません。しかし、コロナウイルスの世界的被害から復興するためには必要な経費かと思います。国政を担う人たちの早期決断を求めたいです。卸売り・小売業は約1千万人、宿泊・飲食は約600万人。合計で日本全体の3割です。広告、その他影響のある事業も含めれば4割が被災してます。緊急事態宣言が出せないのであれば、被災者生活再建支援法(名前がちがっていたらごめんなさい、震災の時の法律)があるじゃないですか。飲食店にとったら家賃の支払い・借入返済が発生する4月末がタイムリミットと言われてます。政府には怒りしかありません。