マイクロツーリズム

GoToキャンペーンの予算と事務経費は全て自治体に回すべき。
19日に新幹線や飛行機での移動が可能になり、実質国内旅行が解禁になりました。
ではと、ワッと旅行に人が繰り出すかと思いきや・・・東京と地方は違うようです。
感染恐怖のトラウマは・・・なかなか拭い去れないようです。
観光庁と申しますか、マスコミと言った方がわかりやすいのか。
5月の訪日外国人旅行者数が前年同月比99.9%減の1700人だったと発表、報道しました。
それって、ニュースなんですか?日本は島国です。外国人が入国するには、飛行機か
船でなければ、自分で泳いで来るしかありません。
飛行機の海外便は特別の便を除いて大半が欠航です。
釜山と福岡の定期船も運行していません。
相手国も中国・韓国も旅行での渡航は厳しく制限されています。
そんな、コロナ禍でインバウンドが入国するなんてありえますか。
ニュースにするなら、観光名目の密入国者が1700人いたってことでしょう。
仕事で仕方なくか、身内に不幸が起こったとか、政府の要人でなれれば、
「鎖国状態」なのですから、1700人が観光目的で入国ってニュースじゃないですか。
私がおかしいのか。それとも観光庁の発表が間違いなのか、それとも99.9%減に
ニュース性があるとするメディアのピントが合っていないのか?
観光産業のインバウンド市場は4兆円だそうです。(どこが基準なのかわかりませんが)
それ以外の日本人の観光市場が20兆円あり、日本人の海外旅行が2兆円弱だそうです。
4兆円が戻ってくるには、国境を開かねばスタートしません。国が決めることです。
五輪がありますので早くしたいのでしょうが、相手国の事情もあります。
徐々に戻るとして4兆円が3000万人なら3年は掛かりますね。
そうなると・・日本人の観光を促進させるってことになります。
19日の移動制限の解除がその口切ってことでしょう。
その為に第一次補正予算でGoToキャンペーン、1兆7千億円を組んだのです。
観光の振興策です。所轄は国交省・観光庁だと思うのですが、なぜか、経産省でした。
事務委託費が3500億円・・・これはべらぼうな額です。
だって、考えてみて下さい。10万円の給付金・・総額12兆円です。
その事務経費は1150億円です。1%弱ですよ。
それが20%以上になるっておかしいでしょう。
持続化給付金もそうです。790億円の事務経費で電通が15%の純利益を得るなんて、
おかしいでしょう。1兆7千億円のGoToキャンペーンなら、5%ほどで自治体に
担って貰えば良いではないでしょうか。委託費の差額は自治体に交付金で渡して、
観光地にコロナ対策費として落とせばと思います。
現実は・・・移動が解除になったばかりです。
片方ではコロナを心配し、片方では学校を気にしながら、簡易な旅行でも、という
ところが現実的で我々庶民の本音です。ですから、慌てずにまずは近場の旅行を
楽しむ「マイクロツーリズム」の考えって現実的じゃないですか。
そうなると、GoToキャンペーンの予算も事務委託も全て自治体に回すことが、
最も賢明な策です。国会も閉会、国会議員が地元に帰りました。
まずは、GoToキャンペーンの予算の組み替えをお願いしたいものです。Goto

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