新聞のあるべき姿は、社会課題に提案することです。
6月も残り2日です。例年ならば梅雨明け前に「集中豪雨」で・・・
どこかで被害が出て(それを何とか防ぎたいのだが)夏です。
今年はジトジトした高温多湿の梅雨期も「コロナ禍」に消されそうですが・・
鬱陶しい気分をぶっ飛ばすスカッとした夏が来て欲しいものです。
新聞とは「権力を監視する」のと時折のニュースを正確に報道するのが
そもそものあるべき姿ですが、もう一つの役割として批判するばかりではなく
「提言」することも実は大きな任務ではないかと思います。
新聞よりも「ネットのニュース」やテレビ報道の方が、明らかに速効性がある時代です。
それにイデオロギー対立がない時代です。時の権力に「斜に構えて」ばかりでは
新聞を読もうって気持ちは薄らぎます。
ましてや・・「新聞購読の普及を目的」とする新聞科学研究所なる・・・
不可思議な研究機関で「新聞購読家庭は非購読家庭と比較する」と
親が広げる新聞を通じて世の中の出来事に触れることができるから、
外の世界に興味を向けるきっかけが増えて「将来に夢を持つ」子どもが
10ポイント以上高いなどという・・・
手前勝手な・・データをさも最もらしく掲載しても、興ざめするばかりです。
でもです。6/22・・・読売新聞がコロナ禍を正面に据えて、
この国は「感染症に強い社会を築くべし」と7項目の緊急提言を発表しました。
これぞ、新聞社あるべき姿勢、姿じゃないでしょうか。
安倍政権を批判して、長期政権が問題だとか、奢りが生じたと言ってみて、
コロナ禍が解決しますか。政府だって初めてのことです。
経済・社会活動を止めるしか手立てがなかったのです。
それを否定してみても何の解決にもなりません。
一段落とは申しませんが。感染が拡大傾向にはない今こそ、これまでの現状を分析し、
次に備えるために、感染症と向き合いながら次の社会のために、手を打つ時です。
その「次の一手」を読売新聞は提言したのです。政府も参考にするでしょう。
それが、新聞の矜持であり役割・役目、購読者を増やす一つの道ではないでしょうか。
読売新聞の7項目のコロナ禍の処方箋です。
1・PCR検査能力を1日・10万件にして、感染症対策から脱せよ。
1・資本注入を躊躇なく大胆にしてコロナ不況から脱却せよ。
1・感染防止と経済再生を両立すべく首相直属の本部を設けよ。
1・国による手厚い財政支援を充実させ、地方任せに国はするな。
1・オンライン環境の普及を急ぎ休校でも学びの機会を確保せよ。
1・日本がWHO改革の主導を握り国際協調の機運を取り戻せ。
1・啓発活動や救済制度を充実させてコロナ差別を許さぬ風潮をつくる。
どうですか。すべてが前向きな提案です。梅雨空に一閃ではないですか。
この提案に真摯に向き合う政権が必要です。
主権は我々国民にあるのですから。Goto
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