見切り発車

観光業者の政治圧力が裏目にでたのかな。
お粗末この上ない・・・などと申せば余りにも露骨な批判になるが・・・
22日、全国民が首を傾げたまま見切り発車した「GoToトラベル」。
そもそもですが。私はこのままでは「観光業者」が軒並み瀕死の状態になる・・
だから、実施すべきとの考えなのですが・・・
当の「観光業者」から・・東京を外すなら時期をずらしてはどうか。
知事会から・・・予算を自治体に割り振れば「マイクロツーリズム」を自分たちで考える。
国民から・・補助内容があまりにもあやふやじゃないか、などなど、批判・非難ゴウゴウです。
それでも一度決めたことは、途中で止めることはできない。
あの・・・先の大戦での「インパール作戦」を彷彿とさせますね。
どれだけの兵隊が兵站もなく、武器もなく、病に飢餓に倒れ無駄死にしたか。
これが「日本」という国なんでしょうかねぇ。
「GoToキャンペーン」事業をちょっと整理してみます。
予算は1兆7千億円。第一次補正で決定。今、トラベル事業はなかろう。
そんな批判もあり、現下の状況を鑑みてスタートすると一文がついた。
その時点(5月)では8月にはコロナ禍も落ち着くのではないか。
で、では8月中旬にスタートの予定で。となったのだが、
どこでどうなったのか。ここが一番の問題なのだが・・・
今月の23日からの4連休に合せてはと「誰かが強い圧力をかけた」ようだ。
同時にもう一つ重要なことを忘れてはならない。
GoToキャンペーンの事務委託経費の問題です。約3400億円はちと多過ぎないか。
と、持続化給付金と同じ仕組みで仕込んだ省庁がこれまた経産省・・またまた
電通が絡んでいるのではと・・・そんな疑いが走りました。
そこは賢い経産省です。批判を逸らすべく、GoToキャンペーン事業を三分割。
その一つは農水省に、もう一つを経産省で。そしていちばん規模の大きな
GoToトラベルは国交省にと割り振って。でも事務依託費の総額は変わらない。
さすがに政権の中枢を握る経産省なんとも見事な差配です。
でです。急遽、お鉢が回った国交省、それだけでも大慌てなのに、
おまけに誰かの圧力で8月中旬の予定が7月22日に、準備が間に合うハズがない。
それに輪をかけて東京都知事の「よーくお考え下さい」と感染拡大を背景に
事業の反対を。もうぐしゃぐしゃです。
割を食った国交大臣の狼狽ぶりは目を覆いたくなります。
高みの見物を決め込む経産省。当然、首相も「誰かに遠慮」してこの問題にはノータッチ。
これが、実はGoToトラベルの裏話ではないでしょうか。
見切り発車したものの、まだ、これから国交省が準備するのですから、
混乱は必須。結果的には当初の通り8月の中旬から本格的に始まるのではないでしょうか。
夏休みも短縮されています。自分たちが「誰かさんに」頼んだ結果です。
観光業者にはもう少し辛抱してもらい・・秋の行楽シーズンに合わせてはどうでしょうか。
でも、これがコロナ禍で苦しむ国民を尻目、政治がやっていることだと思うと、
情けないですね。Goto

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