花火中止

来年の長良川の花火は市民が知恵をだして・・・
岐阜長良川の夏の風物詩といえば、長良川の鵜飼です。
5月11日から10月の15日まで、満月と増水の日を除き毎夜繰り広げられます。
今年はコロナ禍の影響で、自粛が続きましたが、6月の13日から開催されています。
長良川夏の風物詩がもう一つあります。
戦後昭和21年終戦の翌年、敗戦に打ち拉がれる岐阜県民に希望の光をと
地元紙・岐阜新聞社が主催、開かれる「長良川全国花火大会」です。
毎年8月第1土曜日に開催され今年で74回目になります。(開催されたのなら)
遅れること16年。同じ長良川の河川敷で打ち上げられるのがブロック紙・中日新聞社が
主催する「全国選抜長良川中日花火大会」です。7月の最終土曜日、つまり、
岐阜新聞より1週間前です。例年ですと岐阜市民は、花火大会を夏2回観ることができました。
過去形で申しましたのは、今年は両新聞社主催の花火大会が中止になったからです。
なぜ、中止になったのか。過去中止はあったのか。
過去一度だけ、ライバル関係にある両新聞社が示し合わせて中止した時があります。
東日本大震災の折です。華美に薨じるのは宜しくないと・・・
花火とは、そもそもが鎮魂の意味があり、死者に「花を手向ける」ために
夜空に大輪の花を咲かせ、悼むために上げるという目的があります。
震災での被災者のために・・なぜ・・・と疑問に思ったものです。
で、2020年は両方とも中止でした。理由は「東京五輪」が開催され、
岐阜県警から大量に警備部隊を派遣するため、花火会場の警備が難しいからだと。
それが、五輪中止が決まったのだが五輪は来年に延期になりました。
なぜ再開しないのかと、これまた疑問に思ったのです。
しかし、結果的には花火会場には数万の人が押し寄せます。
コロナ感染対策で「蜜」を避ける必要があり、開催の予定であっても中止になったと思います。
でもです。長良川の花火は物心付いてから「あって当然」だと思っていたので。
7月の末も8月の最初も土曜に花火がなかったのが残念であり、寂しくもあります。
多分ですが。両新聞社ともに、単独主催で花火を打ち上げるには負担が重いから、
中止したいと思っているのが本音でしょう。でも、これ幸いに止めてしまうのではなく、
ここは知恵をだして、来年の開催に向けアクションを起こしてもらいたいものです。
コロナ禍以降、私は思うのです。
増してや、第2波だといわれ感染者が急激に拡大しているこの夏・・以前にまして・・
誰もがコロナを怖れ「思考停止」になってしまったのではないかと。
「終わりのない不況」はないと申します。「収束のない疫病」もありません。
ウィズコロナ・ポストコロナは必ずやってきます。
その時に上昇気流に乗らねばなりません。
「思考停止」すれば脳ミソが腐ります。をいきなり「思考開始」にはできません。
ふるさと長良川夏の風物詩が一つ消えたからとやかく言うものではないかも知れませんが、
来年は私が知恵をだして、花火大会を開催できればと思っています。Goto

コメント

  1. ここあ より:

    金華山をバックに、長良川の川原から見上げる花火。岐阜城から眺める花火。心に響く音。
    想像しただけで、わくわく。
    大輪の花を咲かせましょう。
    楽しみにしています。