米大手製薬2社のワクチン開発に期待したいものです。
乱高下してはいますが、株価が26,000円(17日)を突破しました。
株の価格は、現実の他に未来と申しますか、将来の期待値を示します。
世界の株価は大統領選後、バイデン候補の当選確実がでた日に上昇しました。
その後は下降気味でしたが、ここにきて再び上昇しました。
この相場を「雄牛(ブル)相場」というそうで「ブル相場は悲観のもとで生まれ、
懐疑のなかで育つ」と伝説の投資家は呼んでいます。
ニューヨーク株のダウ平均株価、感染拡大が続いていますが、史上最高値を更新、
3万ドル台に迫っています。これを受け、東証も29年ぶりに26,000円台に回復しました。
まさしく雄牛の突進相場です。悲観は一向に収束の気配を見せないコロナ禍でしょうが・・
では懐疑は何でしょうか。
米製薬大手・モデルナが開発中のワクチンについて「感染を防ぐ有効性が94.5%に
なった」との治験結果を発表したことです。株価は未来予想値です。果たして間違いないか。
懐疑的ですが・・・先に発表したファイザー製薬も大統領選直後に有効性90%のワクチンを
開発したと。米国の二大製薬会社が・・政府の援助を受けず・・・
それも同じ仕組み・・メッセンジャーRNA(リボ核酸)と呼ばれる遺伝子の一種を
人工的につくり免疫反応を引き起こす仕組みで、これにより体内にあらかじめ抗体が
つくられ、ウイルスが体内に侵入しても感染を防げる・・・両社とも同じです。
モデルナの治験には3万人以上が参加、ファイザーは約4万4千人を対象とした。
インフルエンザのワクチンの有効性が3〜5割程度とされ、90%以上とは
関係者の間では驚きが拡がっています。ここまで聞けば、世界を代表する製薬会社が
まさか、虚偽の発表をすることもあるまい・・・という事で史上最高値となっています。
ブル相場は懐疑のなかで育つ・・・です。
問題は日本です。政府はファイザーから6000万人分。モデルナから5000万回分の
供給契約を結んでいます。私は政府として当然の対策だと思うのですが。
したり顔の学者と申しますか専門家の声です。一般的にワクチン接種による重篤な
副作用は「100万回に数回程度ある」それで多くのワクチンが安全面から開発途上で
脱落している。安全性に関してはまったく担保されていない。慎重に扱え」と否定的です。
向きになってはいけませんが。100%安全なワクチンって、この世にあるのでしょうか。
人間の身体が同じでないように。こういう・・・大阪大の免疫学の大家だそうですが、
学者が、保守的な意見を振りかざすことで、多くの研究者が潰され、人の命が奪われるのです。
ブル相場って奴は「楽観のなかで成熟し、熱狂とともに消える」そうですが、
米製薬大手のワクチン開発が世界の経済を左右することは間違いありません。
楽観視はしたくないですが、景気回復はそんなに遠くないと思いたいです。Goto
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