球春

巨人・桑田コーチの野球理論を見てみたい。
間違えてはいけません。プロはその仕事でお金を頂きます。それがプロです。
アマチュアは学ぶことはあっても基本的にはお金とは無縁です。
なんだか当たり前のことを言っていますが、実は、とても重要なことだと思っています。
野球が一番わかりやすいですね。
アマとプロは歴然と違いがあります。プロ野球選手になるにはドラフト会議で、
指名されなければ、自分でプロ野球選手だといっても、誰も相手にはしません。
指名されれば、契約金と年俸が決まります。プロです。
我々も同じです。企業に入社して、社員となれば収入が決まります。プロです。
プロになった以上は、その道を極めねばなりません。
プロ野球選手はレギュラーを目指し、
試合(仕事)で貢献せねばなりません。当たり前ですね。
プロ野球の話です。コロナ禍で危ぶまれましたが、2月1日からキャンプが始まります。
球春です。困難はあるでしょうか、プロ野球は国民の財産です。
知恵をだして開催にこぎつけて欲しいと思います。
我らが中日ドラゴンズには、高校球界を代表する選手が3年連続で入団しました。
彼らがプロとして自覚を持って、キャンプインしてお互いが切磋琢磨し鍛え合えば
選手間の競争が激しくなり、成長するのではないでしょうか。楽しみです。
問題は、指導者ですね。監督以下、コーチ陣のレベルが問われるでしょう。
いくら「金の玉」を獲得しても、指導体制がしっかりしていないと選手は育ちません。
企業でも同じですね。優秀な社員が入社しても、ちゃんと育てることができなければ、
宝の持ち腐れになってしまいます。
巨人にコーチとして桑田真澄さんが就任しました。
ユニフォームを脱いで15年です。桑田選手を知らない人もいると思いますが、
彼が凄いと思うのは野球に対する探究心です。プロの選手です。当たり前だといえば、
そうでしょうが、最盛期を過ぎてから、野球の本場アメリカに。
引退後は早大大学院に入学、野球理論を学んだ。東京六大学の東大の特別コーチも
務めるなど、化学的根拠に基づいた「自分なり」の理論と指導方針を身に付けています。
巨人としては、ポスト原監督として、満を持してのコーチ就任です。
プロ野球に新風を巻き起こしてくれるのではないかと期待が高まります。
桑田理論でのプロとアマの違いは、「1年を通じて野球をすること」「1年を通じて
戦える体力作り、技術力、あとは精神的な強さを養うこと」だと。
プロはアマではありません。プロとしての体力・気力を鍛え、息の長い選手になれと。
そしてスポーツ科学を駆使したいと抱負を述べています。
野村監督のID野球を彷彿させますが、桑田コーチが真に巨人の監督になれるかどうか、
プロ野球選手を何人育てることができるかが試金石になります。
今年のプロ野球を観戦する楽しみが一つ増えました。
どんな仕事でもお金を貰う以上はプロです。
プロの世界は立ち止まったら、プロでなくなります。
常に自分を磨かねばなりませんね。Goto

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