僧侶立ち上がる

日本政府は、ミャンマーの国軍クーデターに行動を起こすべきでは・・・
民主主義とはぶち壊されて理解できるもの・・・といった人がいますが。
ミャンマーの国軍によるクーデターを知るに、そう感じざるを得ません。
そもそもです。国軍とは外敵から国を守るために存在するのです。
国民に銃を向けるとは何事か・・・
壊された民主主義を取り戻すべく国民が連日デモを繰り広げています。
ミャンマーは国民の約9割が仏教徒・仏教国です。僧侶は国民にとって特別の存在です。
「民主主義を破壊する国軍に抗議する」と僧侶たちが立ち上がりました。
仏教と民主主義の関係が奈辺にあるのかは別の問題として・・・
立ちあがった僧侶たちの中心人物は過去、大規模な民主化運動に参加し3度にわたり拘束され、
計17年間を獄中で過ごした筋金入りの僧侶(52)です。
命を賭けて声をあげる若者の姿を見て「市民の一員として独裁に立ち向かう」と
参加を決めたそうです。過去の運動でも僧侶の姿をみた市民は「喜びで声もでず
ただ涙を流した」そうです。僧侶たちの活動を僧衣の色からとって「サフラン革命」と
呼ばれたそうです。多分、僧侶のリーダーはその影響力を恐れ、国軍が拘束するであろうと
いわれています。それも覚悟「ミャンマーの民主主義のために命を賭ける」とのこと。
米国バイデン大統領は「民主主義」を守ると登場しました。
国軍の背景には中国の影がちらつくと言われます。
落とし所を探っているのかも知れませんが、軍の武力行使に市井の民が殺されています。
アウンサンスーチー氏の身に危険が迫っています。
難しい舵取りですが、ここは米国が力を示す時ではないでしょうか。
タイミングが遅れれば遅れるほど事態は深刻化します。
それにしても、ミャンマーとの友好関係にあった日本政府はどうでるのか。
日本政府が自らを「民主国家」だと位置づけているならば、
国軍のクーデターを容認できる筈はありません。
アジアの民主国家の代表として、欧米に先んじて「仲裁」の行動を起こすべきではないか。
そのくらいの腹のある政治家がいでてこそ、日本です。Goto

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