持続可能な地球のために、やれることがありますね。
我がふるさと岐阜県は日本に8つしかない「海なし県」の一つです。
「岐阜は木の国・山の国」と歌われる県歌が好きですし、山紫水明といわれる
生まれ育った濃尾平野の北の端、岐阜市も、そして、幼少を過ごした
飛騨高山の山並も大好きです。
でも、ないものねだりでしょうか、海には憧れます。
ひねもす大海原を眺め、地平線の向こうに想いを馳せるのって最高です。
四方を海に囲まれた島国に暮らしながら、なぜ海と縁遠いかを嘆くときもあります。
因みにですが。日本の海岸線の長さってご存知ですか。
海岸線には半島・岬・島などがあり、海岸線が入り組んだ地形になっており・・
全長は3万4000kmあります。これは地球の長さの約85%に相当します。
とても気になるニュースを見つけました。
国内で唯一、波打ち際を車で走行できる石川県・能登半島の千里浜海岸で
砂浜の幅が波による侵食や地球温暖化による海面上昇が一因で狭まっているそうです。
全長8kmの海岸が観光の名所で「千里浜なぎさドライブウェイ」として車で走行できました。
東京五輪の聖火もこの浜辺を走る予定だとか。それが、昨年の12月25日から、
ドライブウェイの入り口には車両禁止の標識が掲げられました。
地元の方に言わせれば「数十年前は海水浴をするには、砂浜を100m以上
横切ってから海に飛び込んだもの」。それが、ドライブウェイの入り口付近は幅が10mほど、
とても安全に走行できる状態ではなくなくなったそうです。県によりますと、
砂浜は1986〜2009年で平均年約1mのペースで幅が狭まっていて
場所によっては20m以上狭まっているところもあるとか。
県や自治体・地元観光協会などが集って「千里浜再生プロジェクト」を発足、
「千里浜は石川県が世界に誇る貴重な資源、あらゆる手を尽くして守る」と
対策に乗り出し、12年からは、金沢港の沖合から年間約2万立方mの砂を投入したり、
海底にコンクリートの壁を設置して砂の流出を防いでいます。
何としても残したいものです。近年、海岸線が侵食され砂浜がなくなる異常事態は
千里浜だけではありません。全国の海岸侵食は年間160haに及びます。
原因は、港や防波堤の工事などで、潮の流れが変化し、河川工事で内陸から
供給されるはずの砂が減り、海に流される砂の方が多くなってしまったためでもあります。
「波打ち際」を車で疾走できる海岸なんて、たまらない魅力です。
何としても残したいものです。持続可能な地球のためにできることはある筈です。
それにしても、海はいいですねぇ。Goto
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