糖質ゼロビール

モノが売れるって、マーケティングではなさそうですね。
下戸には何の興味もない話ですが。巣ごもり需要でビールが新しい局面に。
もう何年前になりますか、サッポロビールは08年、アサヒビールが16年に
糖質ゼロビールを売り出しましたが、定着せず発売を中止しました。
それが、昨年10月にキリンビールが「一番搾り 糖質0」を売り出したら・・
約4ヶ月半で250万ケースと大ヒット。健康志向が強まったことと、巣ごもりで家飲み
需要が増えたこと、それにビールが減税になったのも追い風になっています。
これを見てたわけではないでしょうが、サントリーが商品名
「パーフェクト・サントリービール」アルコール度数5.5%、糖質ゼロを4/13に
発売すると発表、12月までの販売を230万ケースと強気の目標を掲げました。
この夏は、キリンに次いでサントリーが参入したことで、糖質ゼロビールが
市場を席巻するかも知れません。技術的なことはよくわかりませんが、
ビールづくりは麦芽の酵素の働きでデンプンを糖に変えます。酵母が糖をアルコールと
炭酸ガスに分解します。通常の製法では酵母が分解仕切れない分、糖が残ります。
ゼロにするには酵母が糖を完全に分解しないと、糖質ゼロビールはできません。
それを、5年の開発で完成したとサントリーは自信を示します。
キリンも開発に5年「原料選びから各工程の条件まで、今までにないほど試作を重ねた」
主力商品の「一番搾り」を冠した以上は、納得のいくおいしさだと胸を張ります。
私は思うのです。研究に5年の歳月を費やしたと両メーカーは意気込みを
語りますが、糖質ゼロビールは、サッポロやアサヒが先行発売したのですが、
売れずに撤退したのです。それはなぜなのでしょうか。
広告屋的にはマーケティングに問題はなかったと思います。
多分ですが時代の要請よりもチョッピリ発売が早かった、
あるいはタイミングが悪かったとしか言いようがないのですが・・・
実は予測不能のコロナ禍がもたらした副産物だと言えないでしょうか。
世の中で起こることは、結局、誰にもわからないのでしょうねぇ。
アサヒとサッポロは静観するといいますが、そもそも技術は持っているのです。
多分、早い時期に・・再発売するのではと思います。Goto

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