認知症患者の介護から家族を救えれば・・・福音です。
今日のテーマは何といっても、これでしょう。吉報ですから・・・
アルツハイマー新薬「アデュカヌマブ」が米国(FDA)で承認されたことです。
患者予備軍の団塊世代としては、実に欣幸の限りではないですか。
最近、物忘れが酷くなってきました。いや、元々覚えられないのかも知れませんが。
でもです。歳を重ねれば誰もが「ボケ」てしまうのだと諦めていたのですが。
認知症の7割を占めるアルツハイマー症の「治療薬」ができたとなると、
もう少し、元気でこの世に役立つこともできると思うと嬉しいじゃないですか。
おさらいです。アルツハイマー症の原因はここまでわかってきました。
医学界で立証されているのです。多分間違いはないのでしょう。
正常な脳にシミのようなアミロイドベータ(Aβ・タンパク質)が細胞の外に溜まる・・
そうなりますと、神経細胞が死んで脳に萎縮が起こる。これがアルツハイマー症です。
承認された新薬「アデュカヌマブ」は人間の免疫のもとになるタンパク質「抗体」を使う
抗体医薬の一種。軽度の認知障害を持つ患者が対象で、脳内のアミロイドの塊だけを
取り除くように設計された逸品。日本の製薬メーカーエーザイとの共同開発です。
専門家の間では賛否両論あるでしょう。
取り分け、FDAが「条件付き承認」ながら「迅速承認制度」を使った意味は大きい。
「副作用のリスクが高い割には効果が薄い」「過剰な期待はやめた方が良い」とは
兵庫の認知症医療センター長です。老年学専門の医師は「十分な有効性があると支持
できるだけの根拠はない。認知症治療薬の流れを変えるほどのモノではない」と否定的です。
コロナワクチンもそうです。新しいタイプの薬には、拒絶反応を起こす専門家は多いです。
ほんの1年前にはメッセンジャーRNAなんて・・ワクチンじゃないと日本の感染症学者も
否定的でしたのを覚えています。人間は保守的な生き物です。
新薬に拒絶反応を起こす人も多いのが現実です。医学の進歩とはそういうものです。
アルツハイマー症の患者は世界で約5000万人に達するといわれます。
日本でも認知症患者は約600万人、私も危ない。その内7割がアルツハイマー症です。
進行を止める薬は承認されていますが限定的で、治療薬はなかったのです。
患者本人への福音ではありますが、進む認知症の症状に振り回されるのは家族です。
介護の地獄から解放されるとなると、社会課題の解消になります。
エーザイは「アデュカヌマブ」を日本でも承認申請しました。
厚労省です。プライドだけは・・・相変わらず。米国の「条件付き承認」に
拘ることは間違いないでしょう。しっかりと審査して欲しいと思います。Goto
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