労組も様変わり・・・

少しは自民党の奢りにお灸はすえても・・政権交代はない。
衆院が解散しました。いよいよ、19日、告示・政権選択の総選挙です。
と申し上げたいのですが・・・どうも野党側の状況が思わしくありません・・
問題は立憲が共産と共闘に乗り出し、閣外ですが政権合意したことにあるようです。
素人の方にはわかりにくい話ですが・・・・
昨今の労働組合は「会社は悪である」とした昔とは違います。
むしろ、労使が徹底的に話しあって問題を解決する協調路線を選ぶ組合が増えています。
例えば、全トヨタ労働組合連合会(全ト)はトヨタ自動車関連の企業310組合を傘下に持ち、
35万8千人の組合員を擁する全国最大規模の労働組合です。
戦後、有名な労使紛争で会社の利益が削がれ、雇用を危うくした経験から、
会社と無益な争いを起こさないことを旨としています。
ですから、共産と組むよりは与党と組む方が理に叶うカーボンニュートラル
(温室効果ガス排出実質ゼロ)への要望などは立憲や国民民主のみではなく
自民党・公明党なども加えた超党派で取組を強めています。
共産党と共闘を進める立憲との間に距離ができるのは必然です。
そうなりますと。共産党とは一線を画すとする国民民主は支援するが・・
立憲の候補者とは組めないってことになります。では、国民民主が立候補していない
エリアでは自民党も公明党も「選挙協力をお願いできないか」となることに・・・
全トの組織が強い愛知県の場合、立憲の県内13候補に対して「組合員が多く
一定の影響力を持ちたい」とする六つの選挙区で全トは地区レベルの推薦を出すにとどめ、
それ以外とは関係を断ちました。
連合の新会長は就任の挨拶で、立憲と共産の政権合意、例え閣外であっても野合に過ぎぬ。
連合は認めないと、強行な姿勢を崩していません。
野党が連合(立憲と共産)して候補者を絞れば、与野党が一騎討ちになる。
そうなれば野党候補が小選挙区で勝てる公算があるとするのは・・あくまでも机上論です。
全トの動きなどを見ていると、与党シフトもあるのではないかと思えるが
この総選挙で、国民は政権交代を望んではいない。
あまりにも質の悪い二世議員とかにお灸をすえることはあっても・・
政策を比べるに・・バラマキのポピュリズム合戦です。
であれば自公の与党は揺るがないのではと思う。それが良いとは思えないのですが。Goto

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