コロナで廃れてたまるか・・・

県庁所在地・指定都市調査で岐阜市は外食日本一です。
統計がいかに杜撰か、国交省のデータ解析に疑問の声が上がっています。
そうなると、各種行政調査の信憑性すら疑いたくなりますが・・・
総務省の県庁所在地・政令都市の世帯を調べた・・こんな家計調査結果に驚いています。
私は岐阜市に生まれ、岐阜市に育って73年です。(学生時代は東京でしたが)
岐阜市の歴史や出来事・生活様式について、大概のことは知っていると自負しています。
「喫茶代」全国1位・・・全国平均6705円、岐阜1万3564円・・・
これには驚きです。全国平均があまりにも低いのが・・・
岐阜ではと申し上げましょう。喫茶店でモーニングサービスを朝食代わりにするのは
日常です。休日に家族揃って近所の喫茶店で外食を楽しむのは
普通の家庭ではイベントとして定着しています。極自然なことです。
他の地域でその習慣がないのが驚きです。
喫茶店は高齢者の溜まり場です。新聞を読んだり、モーニングサービスを食べながら、
顔見知りと情報交換するのは昔の井戸端会議の名残りです。文化が発信されることは
あまりありませんが。政治談義などは日常茶飯事です。これを民意というのは間違いですが。
ただ、1980年ごろまでは岐阜市内に約250軒の喫茶店があったのですが・・
経営者の高齢化や大手チェーン店の進出などで現在は150軒ほどに減少しましたが、
今でも街のあちこちに点在しています。大手チェーン店のモーニングサービスも岐阜発です。
「和食代」も全国1位です。2位の佐賀市を大きく引き離し3年連続トップです。
「すし代」「中華食代」「洋食代」は共に3位、外食に費やした金額の合計も4位です。
人口1千人あたりの飲食店数は全国平均の1.3倍。岐阜市民の外食による年間支出額は
東京都区部・川崎・さいたま市に次いで4番目、全国平均に比べ4万円近くも多いです。
政令都市と比べての結果です。この統計には「本当かな」とも思うのですが。
2年近くも続くコロナ禍による自粛は、他都市に比べ地域経済に与える影響が大きいです。
感染者の減少、年末の繁忙期など回復要因は揃っていますが・・・
喫茶店ではコロナ禍で外出を控える高齢者が増えた結果、客足が減少、
昔ながらの店は存続の危機にあります。
岐阜の街を歩いていますと、店仕舞いした中華店、寿司屋も目に付きます。
岐阜市がなぜ、外食好きなのか。理由は色々ありますが・・・
一番は美味しい店が多いってことです。だから月に1度や2度は家族揃って、
外食するのが岐阜の古くからの文化です。
このままでは、外食好きの岐阜の文化が廃ってしまいます。
今こそ、岐阜市の全世帯に配布しているハッピーメディア・地域みっちゃく生活情報誌
『GiFUTO』の・・・・出番です。新年号は大半額祭で飲食店の元気に貢献します。Goto

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