子ども家庭庁に思う。

NAGOYA FURIMOと瑞穂区小中学校PTAは児童虐待防止に取り組んでいます。
子どもの虐待が後を立たない。実に腹立たしいことです。
こんな質問を受けました。オマエのところは情報誌で、
児童虐待防止の啓発活動を熱心にやっているが
児童虐待が社会問題になったのはいつ頃からだ。
いつ頃なのか。私には分からない。しかし、親が子供を折檻する話は昔からあった。
社会問題化したのは、少子化が叫ばれるようになってからではないか・・
原因は複雑でこれといった決めてはないが、大元は貧困にあることは間違いない。
もちろん、道徳もあるかも知れない。
そこを解決するのは政治の責任です。
政府は子ども政策の司令塔として新設する「子ども家庭庁」を発足させるべく、
基本方針を閣議決定しました。通常国会に関連法案を提出、職員200名規模での
発足を目指すそうです。
元々「子ども庁」を作ろうと構想を練ったのは菅前政権です。
菅元首相は「子どもは国の宝」と創設に意欲を示したが退陣、
引き継いだ岸田政権でも衆院選の公約に社会全体で子どもを支える
「子どもまんなか基本法」の制定を盛り込みました。
与党公明党も衆院選で「子ども家庭庁」の創設を公約に掲げ戦いました。
その流れが子どもに10万円の給付金を払う案です。
与党の公約で実現するのでしょうが・・
果たして「子ども家庭庁」はどんな組織で何をやるのか・・・
ひとり親支援、母子保護、保育所など厚労省の管轄です。
イジメの問題や幼稚園の管轄は文科省です。新子ども家庭庁との棲み分けはどうなるのか。
省益を争うようなことになると縦割りの弊害では済まなくなり、
新庁が形骸化する可能性もでてきます。その交通整理はできるのか。疑問です。
内閣府の管轄である子どもの貧困、児童手当、認定こども園などは移管するのでしょうが・・
専任大臣が置かれ、他省庁への勧告権を付与することで何ができるのか。
児童虐待といえば児童相談所です。この管轄はどうなるのか・・注視したいと思います。
先月・我が社は名古屋市瑞穂区から表彰を受けました。
NAGOYA FURIMOと瑞穂区小中学校PTAが共同で児童虐待防止に取り組んできた
成果の評価です。有難いことです。真摯にこの問題に取り組むスタッフに感謝です。
しかし、瑞穂区の189認知率を100%にすること、
児童虐待を0件にすることは全く叶いません。
この受賞はもっと励めとの激励と受け止めています。
願わくば、創設されるであろう「子ども家庭庁」が最初に本腰を入れて取り組む
課題が・・・児童虐待防止・189啓発活動であって欲しい。Goto

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