農水産物が5兆円産業に・・・

日本人の食生活が世界を凌駕する日は遠くない気がします。
コロナで見通しが効かなくなったのは観光産業です。
ほんの数年前には数千万人が日本を訪れ・・・大変なインバウンドブームに。
新しい産業の柱になると日本中が色めき立ったものです。
その折・安倍政権は、観光産業を基幹産業に育てると・・様々な手立てを加えました。
ビザの発給を緩和、渡航を容易にしました。政治の力が如何に大きいか。
多くの国民が感じたものでした。コロナが収束すれば・・観光ブームは再来します。
あと数年の辛抱です。あかん、あかんと嘆いていないで・・・
観光業界全体が「おもてなしの心」や「ホスピタリティ」を身に付ける。
あるいは語学の勉強をする。観光資源を更に磨くなど・・
今こそ国を挙げて取り組む時ではないでしょうか。
そのために国が手厚い支援をしているのですから。
背に腹は変えられないと安易に職業替えしたり、諦めて店仕舞いしたりしない。
貧すれば鈍すにならぬようにここは、いや、こここそは踏ん張ろうではありませんか。
今、来たるべきブームのため準備に精を出した観光地が生き残れます。
話は違いますが・・・
06年、第一次安倍政権は農水産物の輸出「1兆円」の目標を掲げました。
その時はどうでしたか・・・農作物など輸出しても限界があると、
多くの関係団体が冷ややかでした。しかし、政府の旗振りのおかげで、
12年には約4500億円に。その後、年々増え続け・・・
政府が当面の目標にしていた1兆円に2021年1〜11ヶ月で達成しました。
前年同期比26.8%増の1兆779億円、1ヶ月を残して目標達成です。
農水省が発表した品目別では中国で人気のホタテ貝が578億円、前年比倍増で
久々に水産業が活気付きました。
和牛などの牛肉472億円、87.7%増、岐阜県産の飛騨牛もこの中に入っています。
国産のウイスキーが432億円、77.8%・・日本ウイスキーの生みの親
マッサンこと故竹鶴政孝氏がどれほど喜んでいることか。
日本酒も358億円、73.5%増・・日本での需要は激減ですが、地酒メーカーに光明です。
他にも、日本産の品質が評価され、第一次産業物だけでなく、
米菓などの食品加工品にも注目が集まっています。嬉しいことですね。
政府は25年に2兆円、30年には5兆円の目標を新たに掲げていますが・・・
新たな輸出産業として農水産物が一定のシェアを確保するのは近いと思います。
となりますと・・・毎度のことですが、
「政府は輸出拡大で農水産業を成長産業にするというが、生産者の恩恵は限定的で
過大評価をすべきではない」と冷や水を浴びせる輩はいますが・・・
そんな批判には屈しないで欲しい。
政府は主要な品目ごとに生産から販売までをリードする団体の設立を促し、
国の認定を受けた団体が補助金や公的融資を受け易くする制度をつくる方針で
法改正の準備を進めています。
時代は移り変わるものです。
農林水産物が日の目を見るなんて滅多にないことです。
第一次産業に従事されている方々は、このチャンスに臆することなく、
チャレンジして欲しいと思います。
日本の第一次産業が貿易の柱になる日がくるなんて。。
面白い時代ですね。Goto

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