映し鏡・・・

日銀は高いインフレが見えています。手を打たねば。
日銀はどう思っているのでしょうかねぇ。
あれだけ物価数値目標を2%にすると、あの手この手を尽くしてきた日銀ですが、
ウクライナ戦争を引き金に「企業が仕入れるモノの価格」が急騰・・・
この結果、第四四半期の統計を待たずして物価指数は2%どころか3%以上に
なるのではないでしょうか。逆に急ブレーキを掛けねば、ハイパーとは申しませんが、
インフレが急速に進みます。日銀が対応できますかねぇ。
日銀が発表した2月の国内企業物価指数は前年同月よりも9.3%上昇、
過去最大の伸びとなりました。戦争の影響で足元では更に上がっています。
この指数は企業間で取引されるモノの価格水準を示します。
2月は110.7%で1985年5月以来の高水準です。
特に上がっているのは石油製品で3割以上の値上がりです。
コロナ禍から経済活動の回復に加え、ウクライナ戦争が影響しています。
仕入れコストの増加は大半の企業が商品の値上げに踏み込まざるを得ません。
あのオイルショックのような狂乱物価にならねば良いがと心配です。
政府も日銀も長期戦には何とか対応できそうですが・・・有事には役立たぬのが時の常です。
オーバーに申しているのではありません。日本は全てが米国を「映し鏡」としています。
日本では企業物価指数が急騰ですが。米国では2月の消費者物価指数が前年比で7.9%増、
上昇率の加速は第二次石油危機後のインフレが長期化した1982年1月の8.4%以来、
41年ぶりの大きさです。
物価の高騰は消費者の購買力を弱らせ、コロナ禍から急回復している米経済に
打撃を与えることは間違いありません。米連邦準備制度理事会(FRB)は高インフレの
抑制に向け、公聴市場委員会で事実上のゼロ金利を解除し、利上げに踏み切ります。
乱暴なほど、迅速な判断ですが、ウクライナ戦争で新たな供給不安が広がっています。
インフレ率は更に高まり6月頃がピークではないかと予想されています。
バイデン大統領もインフレ対応を「最優先課題」と位置づけています。
それでも有効な手立ては乏しいといわれます。
日本は米国の「映し鏡」です。経済はその最たるモノです。
翻って日本は・・・とは申しませんが、2%物価上昇に血道を上げていた日銀です。
現実に姿を表しているこの高インフレに早急に対策を打たねばと思うのですが・・・
如何にも遅い。遅い。Goto

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