ヒトツバタゴ

季節は巡ります。平和がいちばんですね。
季節は巡りますねぇ。ふるさと岐阜の街にデンと構える金華山。
この季節になりますと、山がツブラジイの花で溢れます。
西陽が射しますと、花が黄金色に輝くのはそのせいです。
織田信長が10年に渡る尾張と美濃の戦いを制し、岐阜に入ったのが今の5月だと伝わります。
その季節、山はツブラジイの花で覆われていました。その美しさを見てかどうか・・
それはわかりませんが、井口の里から岐阜に地名を改めました。
同時に、居城の山を稲葉山から金の花が咲く山で金華山と命名したと言い伝えられています。
この頃の岐阜市で、私が好きな木に「ヒトツバタゴ」があります。
早朝ウォーキングで迂回する岐阜メモリアルセンター(岐阜県総合運動場)にも
例年より1週間ほど早いですが・・・桜が葉桜となり新緑が輝くこの時期・・
ヒトツバタゴが一斉に白い花をつけてます。(写真参照)
ヒトツバタゴは別名「なんじゃもんじゃ」と呼ばれています。
遠目で見ますと、葉が雪を被ったように、葉の上に花を咲かせます。
初夏のこの季節に雪・・なんじゃこんな時期に、へんなもんじゃな・・で、
なんじゃもんじゃと付けられたとか。
花鳥風月で、花や鳥に想いを寄せるのは日本人の心であり、風流、情緒を育むのですが、
無粋に育ったのか、鳥の名前に疎く、花にも興味がありませんでしたが・・・
歳のせいでしょうか。早朝ウォーキングの時のウグイスの鳴き声に、まだまだ下手くそだね。
とか、チュンチュン鳴くスズメの雛に目が向いたり・・・尾っぽをフリフリ餌を探す
鳥を見たりしますと、慌てて図鑑を開いてみたくなります。
花も同様で道端のアスファルトを破って花を咲かす草を見ますと早々に写メして
花の名前を教えてくれるアプリを開き、へぇ・・・これがこの花かなどと、
ウォーキングをより楽しいものにしてくれます。便利になったものです。
それと、この季節の風です。薫風とは良く言ったものです。
玄関を一歩出ますと、頬を撫でる風が実に爽やかです。
そして、毎朝違う香りを運んでくれます。それだけで元気を貰います。
春は名のみかと・・歌って一ヶ月もしないのに・・・
野山は新緑に萌え、私の好きな「なんじゃもんじゃ」が満開です。
花鳥風月・季節の移ろいが楽しめる、この国の平和に感謝です。Goto
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