卑怯は犯罪の始まり・・

小・中学生・・・学習端末でイジメが横行・・・・
NTTドコモが「デジタル広告事業を行う新会社を設立する」というベタ記事が目に付いた。
ドコモが抱える8900万人超の顧客基盤を生かし、スマートフォン向けの広告を配信する。
AI技術を活用し、ドコモの共通ポイント「dポイント」やキャッシュレス決済「d払い」の
利用状況などから顧客の購買行動を分析・・・
利用者の好みに応じて表示する広告を変える「ターゲッティング広告」を展開するという。
ドコモは民間企業です。様々な業務に取り組むのは当然なことです。
私がこの記事に目が止まったのは、ドコモも広告業の分野に進出するのかと思ったのではない。
ドコモが8900万人超の顧客データを活用するってことに抵抗がないこと。
キャッシュレス決済の利用状況から顧客の購買行動を分析して、広告すること。
これって、法的には何の問題もないのですが。私が使用した「d払い」を分析されて、
私のスマホに「オマエはこんな商品を欲しがっている」だろうと見透かし
個人を狙って広告することってどうなんでしょうかという疑問です。
今・米国IT大手の個人情報悪用が国際的に問題になっています。
欧州では法的な規制を強めています。日本でも国会で審議されています。
ドコモにすれば「d払い」の利用状況は個人情報ではないというのかも知れませんが。
少なくとも新会社は他社との合弁のようです。情報が漏れない保証はあるのでしょうか。
個人情報には神経質な時代です。果たして通用するでしょうか。
そんな状況下、堂々とドコモが持っている個人情報で商売しますと発表するのは
些か無神経ではないでしょうか。専門家は何というのでしょうか。
話は違いますが・・・読売新聞の調査で・・・
全国の小中学生に配布された学習用端末を使ったイジメが相次いでいることが発覚。
端末のチャットやカメラ機能などを使い、教員の目が届かない水面下でのイジメが目立つと。
専門家は情報モラルの教育の必要性を指摘しています。
調査は109自治体を対象にインターネットで実施。97自治体が回答。
「学習用端末機導入後、その機能を使ってのイジメがあったか」の質問に・・
25自治体が「あった」と答え47件が確認された。
関西の中学・生徒3人が文書共有ソフトを担任に見られない設定にして、別の生徒の
悪口を書き込んでいた。東京都の小学校・児童1人が友人のIDやパスワードを盗み見て
友人になりすまし端末に入り、授業用のワークシートに排泄物の絵を描いた例も。
いずれも、たわいないいたずらの延長のようですが。その奥には犯罪性を秘めています。
自分を隠して、他人の批判をする・・・卑怯は犯罪の始まりです。
小中学生に端末機での悪用は人間として失格であることをしっかりと教える必要があります。
そんな子どもたちが「だって僕の買ったもの」が分析されて、こんな物も欲しいだろうと
端末機に打ち込んでくる・・・そんな大人たちの卑怯な行為は許されるのか・・と。
問うてきたのならば・・・ドコモは何と答えるのでしょうか。商売は別だと?Goto

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