栗花落(つゆり)

岸田首相の記者会見、心に全く響きませんね。
梅雨です。今日も雨です。雨は天の恵み。スポーツの邪魔をすると怨めしそうに
空を眺めてはいけません。晴耕雨読・・・雨が降ったら、雨音を楽しみながら・・・
てるてる坊主を軒下に。日本的に雨の風情に浸ろうではありませんか・・・と思うのですが。
やはり雨は鬱陶しいですね。でもこんな言葉を知ると・・
「栗花落」と書いて「つゆり」と読みます。難読人名のひとつですが・・
なるほど、鬱陶しい梅雨でも優雅に迎えることができます。
この地方では・・梅雨に入りますと栗の花が落ちます。
栗の花は黄白色で10〜15センチで穂のような形をしています。
道端に落ちていますと、「栗花落」(つゆり)かと・・慈雨を願い・・
独り言をつぶやくなんて、如何にも風流じゃないですか。
通常国会が閉会。岸田首相が記者会見を行いました。
コロナ禍が一段落しています。この機に「日本版CDC」(国立感染症研究所と
国立国際医療研究センターを統合)を創設、国と地方の権限強化のための法改正をする。
そのために感染症対策の司令塔となる「内閣感染症危機管理庁」を創設すると表明しました。
考えてみると、安倍・菅両政権でコロナ対応が混乱をきたしたのは、司令塔が明確で
なかったからでした。厚労省と総務省、他に特命とか担当大臣が次々に・・・
そして、いくつもの専門家会議開催され、それらが身勝手で場当たり的な対応・・
国民は振り回されました。その反省を踏まえて司令塔を明確にしたのは、
さすが岸田ブレーンたちだと思います。
問題は日本人の特性として「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、余計なモノは要らないなんて、
メディアが妙な批判をして、創設する前に腰折れしないかが心配です。それと、ろくに研究も
していない。訳の分からない専門家に頼らねば良いがと思います。
物価高に対しては「物価・賃金・生活総合対策本部」を政府に設けるとしています。
省エネと節電を促す新たな措置を早急に公表すると述べています。
農産物の生産コストを最大1割引き下げる策を講じるとも・・・
「物価抑制対策本部」創設はできるでしょうが・・・
この手の対策本部って、その都度、創設されるのですが・・
今からお決まりの人を選んで了承を取り、官僚が資料を作り、そして、顔見せ会議・・
それから、おもむろに審議入りするのですが、お膳立ても結論も結局・・
内閣府の官僚が作ってお茶を濁すのが・・通例です。
物価高の大本は原油の高騰にあります。そこにメスを入れない限り・・
小田原評定を重ねて終わりです。岸田首相にメスが入れれますかねぇ・・・
と、記者会見での発言を読み込みながら、参院選を睨んで耳障りが良いことばかりではと。
やれるのは・・・観光需要喚起策の「県民割」で旅行を全国に拡大することだけ。
それは既に予算が組まれ施行されていないのですから・・・誰でもやれます。
国民って、本当に旅行に飢えているのでしょうかねぇ。疑問です。
首相の言葉が少しも胸に響いてこない・・・
なぜでしょうか。当たり前過ぎの内容だからです。梅雨空に「雨が降ります」と
言っているようなもの。梅雨を「栗花落」(つゆり)と読ませる
心を揺さぶるような、味わい深い中身がないからかも知れません・・・
えっ・・「栗花落」なんて若者なら誰だって知ってるって・・
だって、「鬼滅の刃」に栗花落カナヲという女性剣士がでてきますから・・
そりゃ失礼しました・・・知らぬはおじさんばかりか。Goto

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