自民党参院選勝利・・・

岸田首相に原発を稼働させる決断ができるか。
財務省が5月の国際収支統計を発表しました。
単純に比較はできませんが、国際収支は国の家計と同じです。
海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支は1284億円の黒字でした。
黒字なら良いじゃないか・・・と思うかもしれませんが・・・
中身はとても危険な状況になっています。
黒字幅が前年同月と比べ92.8%縮小し、5月としては比較可能な1985年以降で
もっとも少ない額になりました。簡単にいえば、この国の国際収支は危険水域に達しました。
原因は明らかです。原油価格が高騰し、エネルギー関連の輸入が大幅に膨らんだ影響です。
4ヶ月連続でなんとか黒字は確保していますが・・ウクライナ戦争が続いている限り、
財務省は未発表ですが、6月には赤字に転落している可能性があります。
経常収支は輸出から輸入を差し引いた貿易収支と外国との投資のやりとりを示す
第1次所得収支、そして旅行などのサービス収支で構成されます。
このところ、収益の主力であるはずの貿易収支は慢性的に赤字です。
原油価格が高騰した2022年1月、海外のコロナ禍感染拡大で輸出が急減した
20年4月に次いで過去3番目に大きな赤字・1兆9512億円となりました。
金額が大き過ぎて我々庶民にはピンときませんが・・・
原因は明確なのです。
原油などエネルギー価格の高騰が響き、輸入額は9兆3791億円と51.3%増加したからです。
それも3ヶ月連続で過去最高を更新しているのです。貿易統計によると原油を含む
原粗油や液化ガスの5月の輸入額は前年同月比の2.5倍に膨らんでいます。
誰が考えても・・・暴騰です。これで国際収支が黒字で有り続けられることは
ありえません。赤字を覚悟する必要があります。ここから先は政治の力です。
解消の方法はただ一つです。原発を稼働させることです。
参院選で大勝した自公政権が決断できるかどうか。
取分け、岸田首相がどうするかです。
決断できなければ、世界3位の経済国であることも難しくなり・・
国民は不況に喘ぐことになるでしょう。Goto