新聞の選挙速報に意味があるか・・・

新聞にQRコードを付けて、逐次解説付きの速報を流してはどうか。
参院選投票日翌日の新聞一面の見出しです。
読売・・・与党大勝 改選過半数。自民1人区28勝4敗、立民 改選割れ 維新伸張
朝日・・・自民獲得議席 過半数。1人区野党4勝28敗、立憲減、第2党は維持
毎日・・・自公堅調 改選過半数。改憲4党3分の2維持、立憲伸びず、維新は増
日経・・・自民大勝 与党改選過半数。改憲勢力3分の2維持、首相内閣改造へ
中日・・・自民大勝 改選過半数。1人区28勝4敗、改憲勢力3分の2維持
どうですか。エッどうですかってどういう意味ですかって・・・
読売と中日は1人区自民28勝4敗ですが、朝日は野党4勝28敗となっています。
この感覚ってどうなのでしょうか。普通は前段で自民獲得議席過半数とあるのですから
野党が先ってことはないのではないでしょうか。朝日の無念さが滲んでいると思いませんか。
新聞は読み比べて見ないと分からいものです。朝日の読者は野党支持者が多いから
こんな見出しになるのでしょうか。それとも政治は野党あってだと決め付けているのか・・
間違ってはいませんが、普通は勝った方が先になるものです。
それと、各紙の勢力分布ですが、締め切りの関係で数字がバラバラです。
例えば日経は与党142・野党88です。朝日は146・96です。読売は144・92。
毎日は自公の144だけを掲載しています。新聞は記事にして、整理して、印刷して
配布して、配達して・・・それを朝の5時をめどに遣り切らねばなりません。
ですから・・・〆切があります。
私は思うのです。テレビは締め切りなしで最後まで報道します。
ネットでも速報が開票が終わるまで報じます。
新聞が競って政党別獲得数を追ってもテレビやネットにはかないません。
無駄な労力とは申しませんが・・そのために、翌日の新聞は薄っぺらになります。
労多くして報われないことになります。
なぜ、こんなことになるのかと申しますと、選挙報道はかくあるモノと新聞社の編集局は
決めているからです。朝日の野党勝って欲しいは健気かも知れませんが・・
読者が欲しているのは、選挙結果ではありません。
世の中がどうなるかです。そこには触れず選挙結果をテレビやネットと争うなんて・・
ご苦労なことです。
むしろ、朝刊にはQRコードを付けて、スマホで読み取れば、新聞社ならではの情報が
逐次更新されるようにすべきではないでしょうか。そして新聞のデジタル化を促進すべき
だと思うのですが・・・そうはならないでしょうねぇ。Goto