不用額

国の予算の仕組みもDX化できれば良いのに・・・
105兆円の予算に78兆円の補正予算・・・その規模の国家予算が2年連続・・・・
その結果、20年度・総額30兆7804億円が繰り越し。21年度は22兆4272億円が。。
額が大き過ぎてピンと来ないのですが、予算の15%ほどが・・使い切れず残ったってこと。
政府の予算は、憲法で年度内に使い切ることが原則の「単年度主義」です。
コロナ禍以前でも予算の繰り越しは毎年3〜6兆円程は起こるのですが・・
22兆円とか30兆円が繰り越しとなると・・・いったいどうなっているのかと問いたくなります。
コロナ禍は様々なモノを変えました。
それを常態の変容と申します。リモート会議が日常化。ショッピングはオンライン。
生活の端々がDX化されています。スマホを持っていれば大概の日常生活は可能です。
キャッシュレスも進み・・私でさえPay Payで支払いをするようになりました。
変わっていないのは、国や自治体です。
この2年間はコロナ禍で特別です。予算を繰越すのは、分かりますが・・・
21年度・使う必要がないとして繰り越さない「不用額」が6兆3028億円にのぼるのは
如何にも解せません。
「不用」とはどういうことか。
自治体の決算は一般の会計処理とは違います。
この「不用額」は予算額と実際に支出した額の差額のことです。
「不用」という言葉からは、いらなかったものとの印象を受けますが、「使い切り」予算を
施行せず、経費の削減などにより、いわゆる「不用額」を翌年以降に使えるお金として
積極的に残しています。「不用額」はいらないお金ではなく「翌年度の事業の
必要額」として残す額のことです。自治体などでは積極的に行われます。不思議なやり方です。
残ったなら、繰り越せば良いのですが・・・・
「不用額」の多寡を批判する向きもありますが・・・
要は事業の費用対効果で判断することが大切かも知れません。
でも自治体ならばわかりますが、国の予算で6兆3028億円となると問題です。
国会でよく精査してもらいたいものです。
時代は移り変わるのです。国の予算が、旧態依然とした計画性のない予算組みで・
繰り越すとか不用額とかが日常化するようでは、とてもDX時代には追い付かないですね。
コロナ対策が規模ありきの補正だったことを恥じようではありませんか。
8月は来年度の予算概算の時期です。Goto

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