22年度・新聞協会賞

この世に新聞なかりせば・・と改めて思います。
7日・日本新聞協会は優れた報道に贈られる2022年度の新聞協会賞を発表しました。
10月18日に山梨県富士吉田市で開かれる新聞大会で授賞式があります。
受賞は新聞協会賞6点。新聞技術賞3点です。紹介します。
こんな書き方をしますと、不遜かもしれませんが・・・
新聞社って、協会賞を獲得できると嬉しいものなのですね。
受賞各紙は・・・朝日、本社に新聞協会賞を受賞。
毎日、毎日新聞に新聞協会賞。読売・本紙に新聞協会賞と一面囲み記事で、
我こそは協会賞を取ったぞと、胸を張っています。
新聞の生命線はスクープ報道だと言わんばかりに。
私的には、であれば、協会はこの受賞6点をノミネートとして公表し、
読者に選んでもらえる仕組みにできないか・・・でないと、お手盛り感が拭えない。
間違っていたら指摘してもらいたいのだが、このところの協会賞は、まず全国紙から
平等に選ぶ。そして地方紙を3点だけ選ぶ、そんな暗黙のルールがあります。
今回、全国紙では日経が外れましたので日経の記事が記事としては公平ですから
引用します。朝日・読売・毎日は・・・自社の受賞を中心にしていますが、
他のローカル紙受賞3点の内容を詳細に報じていますから・・・
北海道新聞社・・・安倍政権の日露交渉を追った長期連載「消えた『四島返還』を
柱とする「#北方領土考」キャンペーン。
今となっては、プーチン大統領と安倍元首相の蜜月はなんだったのか。
片やウクライナに侵略、世界を敵に回し日本をも敵視する。片や選挙区の山口県まで
呼び寄せ関係を強化したのに何の手立てもないまま、凶弾に倒れた。
結果論でしょうが、的を得た報道です。北海道新聞ならはです。
静岡新聞の連載「残土の闇、警告、伊豆山」と一連の報道。
熱海の盛り土崩落事故、リニア静岡トンネル掘削拒否問題までを背景にした
静岡ならではの報道、協会賞に値します。
それと中国新聞社の写真連載「太田川 恵と営み」人と川の自然と歴史を丁寧に
追いかけた力作。殺伐とした新聞報道も受賞に相応しいですが、こんな自然の
恵にスポットを当てる、それも写真で。この3点が選ばれました。
朝日は「国交省の基幹統計の不正をめぐる一連のスクープと関連報道」さすが朝日です。
読売は「五輪汚職事件を巡る一連のスクープ」五輪の闇を暴いています。さすが読売。
毎日は「安倍元首相の銃撃事件の写真報道」偶然記者が現場で撮った写真。
改めて、この世に新聞がなかりせば・・・と思う新聞協会賞です、Goto

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