五輪スポンサー獲得のための専任代理店も仕組まれていたのでは・・・
読売新聞(18日朝刊)一面トップ・・五輪汚職・成功報酬巨額手数料・・
入札骨抜き・電通に300億円超・・・スポンサー各社「知らなかった」・・
読売・どこの新聞社もわかっていながら手を触れなかった五輪汚職の中枢を暴きました。
東京地検特捜部は・・・組織委理事・元電通専務を4度目の逮捕をしました。
五輪の夢を汚職まみれでぐちゃぐちゃにした張本人です。
五輪利権でユニホームなどでひと儲けしたい紳士服「AOKI」からの賄賂容疑で1回目。
公式出版物の独占権を得て荒稼ぎしたい「KADOKAWA」から賄賂容疑で2回目。
電通だけの代理業を隠蔽するために大広にもうまい汁をお裾分けしての賄賂容疑で3回目。
それで、いまだに塀の中、取り調べを受けていますが・・・
今度は・・・子どもたちが五輪に夢を描くシンボルであった・・
大会マスコット利権を得てぬいぐるみを製造・販売した「サン・アロー」から賄賂を
受け取ったとして受託収賄罪で・・・4度目の逮捕です。東京地検が同様の容疑で
4度も逮捕するのはめずらしい。狙いが他にあるような気がしてならない。
それはそれとして・・・読売新聞は電通元専務のこの乱暴な収賄事件の背景に
スポーツビジネスを独占している広告業界の盟主・電通の存在があることは
明らか、そこにメスを入れました。電通は民放各社に圧倒的な力を持っています。
大手スポンサーの広告・宣伝予算を握り、それを差配しているからです。
民放はスポンサーのCM料金で成り立っています。放送局の殺生与奪を握っているってこと。
新聞も大手スポンサーの広告は電通を通して入稿されます。電通が横を向きますと、
営業数字に即、影響します。マスメディアと電通は蜜月の関係にあります。
ですから・・・よほどのことがない限り、マスメディアが電通のビジネスを
批判することはありません。ましてや、今回の五輪の公式スポンサーを獲得するのは
電通にしては正当なビジネスです。手数料収入が電通にとって有利に働いたとしても。
しかし、特捜部はそうは見ていません。
元専務による賄賂を伴うスポンサー集めは電通の利益にも結びついた。
組織委がガバナンス能力を失う中、電通OBと電通が互いに利権を貪る構図は
「暗黙のうちに共存共栄を図ったとしか言いようがない」と電通も元専務の関連先として
捜査しています。
私は申し上げたいのです。
特捜部の見解からすれば、電通と元専務は同じ穴のムジナと見ているのです。
そもそもの組織委とのスポンサー料収入の構造からして仕組んだと読んでいるのです。
まさか、電通まで犯罪を立証するのは難しいですが・・五輪を食い物にした電通の
倫理観は問われざるを得ないでしょう。
自らの不利益も鑑みず、電通に切り込んだ、読売の姿勢は立派です。
これぞジャーナリズムとは申しませんが、心意気に敬意を表します。
常に我こそが権力を監視し正義を貫くと力んでいる朝日はこの問題には
一切言及しません。しっかりせよと申し上げたい。Goto
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