何もできないのに溜飲が下がるのは何故だろう・・・広告の力か?
火力発電所の半分がロシアの空中攻撃で破壊されました。
これから冬に入るのに、実に卑劣なやり方です。雑木林を切り拓いて薪を集め・・
今にも壊れそうなトラックで集落に運ぶ・・老人がこれだけの薪があれば、
この冬も何とか乗り越えられると笑顔で。・・胸が痛みます。
ウクライナの人たちは前近代的な暖房で凌ごうとしています。
社会インフラの最たるものは、電力です。その発電施設を集中的に・・
ロシアは国際法も無視、民衆に飢え、苦しむ状況を作り、恐怖で根を上げさせる・・
そんな戦略を立ててのエネルギー施設の破壊です。許し難い。
他にもあります。ウクライナは小麦の生産高、世界一です。
世界の食糧庫と言われます。その小麦は黒海から船で世界各地に運ばれます。
その黒海を封鎖・小麦を運ばせません。世界を敵にまわしてどうしたいのだ・・姑息です。
戦争というものには、仕掛ける側にはそれなりの大義があるものです。
しかし、このロシアがウクライナを侵略した戦争には
どのように理解しようとしても・・根拠がありません。独裁者の妄想しか。
世界の大国でロシア寄りと言われた中国をはじめ、インドなどは
最初は好意的に見ていたようですが・・・ここに来て、プーチンの支援要請にN0を。
そもそもの同盟国である中央アジア各国も首を傾げ、ロシアに懐疑的なようです。
国連では・・ウクライナ4州を勝手に併合したロシアを支持する国は
世界中で5カ国しかありません。ならずもの国家だけです。
報道では地上戦では勝利が難しい状況に・・イランから購入したドローンで、
エネルギーインフラの破壊をはじめキーウなどの都市部に無差別爆撃を繰り返しています。
常軌を逸しているとしか言いようがないのですが・・戦禍から遠い日本です。
このイライラを払拭できないのはいかにも歯痒い、焦れったい思いです。
・・・その我々の思いを一刀両断してくれました。新聞広告で(写真参照)
朝日・読売新聞(10/24付・朝刊)に掲載された「宝島社」の見開きの全ページ広告がそれです。
大地に広がる黄金の稲穂。そして抜けるような青い空・・・そうです。
黄色と青色のウクライナの国旗をイメージし、ウクライナ頑張れとエールを贈る見事な広告です。
コピーは辛辣です。
「世界を敵にまわして、生き残ったヤツはいない」・・世界も試されているのだと。
ウクライナ戦争8ヶ月になろうとしているのに解決の糸口は見えないのだが・・でも・・
も、朝日新聞にこの広告を掲載する宝島社の心意気に・・・
我々ができることは何もないのに・・溜飲が下がるのはなぜだろう。Goto
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