讃えあい広告

自分達の商品を大切にしないとしっぺ返しが・・・・
10月20日は何の日か・・・もう過ぎてしまいましたが。我が社にとって大切な日です。
「新聞広告の日」です。我が社は45年前、中日新聞・岐阜県版の広告を取り扱う
中日新聞の広告代理店としてスタートしました。ですから、新聞広告の日は記念日です。
「新聞広告の日」は1974年に日本新聞協会によって制定されました。
10月20日になったのは「新聞週間」が10月の20日を挟んで開催されるからです。
目的は新聞広告が生活情報源の役割の大きさをアピールし、より多くの人々に
新聞広告の価値を認識してもらうためです。
同時に新聞広告賞も設け、新聞週間内に開催される新聞大会で授賞式を行います。
新聞広告賞は1981年に新聞広告の新しい可能性を開拓した広告や広告活動を顕彰し
新聞と広告の発展に資することを目的に設けられました。
広告賞は「広告主部門」と「新聞社企画部門」の2部門に構成され、新聞媒体と
新聞広告の特性を生かし、新聞広告の利用法や表現領域において貢献した活動を表彰します。
広告に関する記念日は、他に5月2日「交通広告の日」7月14日「求人広告の日」
9月10日「屋外広告の日」11月5日「雑誌広告の日」があります。
本来ならば、これらの記念日に際して広告協会が顕彰すべきなのですが・・・
残念ながら、広告の業界にそのような風習はなく、新聞協会の「新聞広告の日」だけが
継承されています。
我々広告会社は、広告の力で社会を元気にするのが役割です。
「新聞広告の日」以外の広告の日も大切にすべきではないかと思っています。
そうなのです。自分達の商品を大切にしないで、おざなりにすれば、
それは必ずしっぺ返しを受けます。
業界の盟主・電通の東京五輪で見せた醜態。その電通に媚び、尻馬に乗って
稼ごうとして役員が逮捕された大広・更に社長まで逮捕されたADK・・
この様は何だと、広告業界は白い目で見られています。
その遠因は広告商品を大切に扱わない大手広告代理店への報いではないかと思います。
朝日新聞は・・・10月20日。4ページにわたって。。
「2022年はまだ、愛の年にできる」と「讃えあい広告」という新聞広告の日と題して
特別広告企画を打ちました。あとは日経が10月20日は新聞広告の日特集で、
「DXで持続可能な広告審査を」と題した面白い広告を打ったのみで、
他紙の掲載はありませんでした。
朝日の特集のコピーは・・・(写真参照)
そこには「アイドルとバーチャルライバー、セリーグ王者とパリーグ王者。
最先端の漫画と、リアルな漫画を退避させ・・それぞれの舞台で熱狂を生むライバルたちが
讃えあう機会をつくりました。あらゆる世代の目に届く新聞広告をつかって。
今年もあと73日、人と人の違いを、認めよう。「いいね」と思ったら、
誰であろうと褒めよう。愛を増やすことは、この瞬間からはじめられるのだから・・
崇高なコピーです。実に朝日新聞らしい。
新聞広告の価値を最も認識いただきたいのは・・新聞社の経営陣ではと思うのですが。
新聞広告の担い手である大手広告代理店も「讃えあいの精神」であって欲しいと願います。Goto

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