施政方針演説に苦笑・・・

読売ですら・・・課題解決へ具体策を掘り下げよ・・と忠告。
第211回・通常国会が23日に召集されました。
政治とは言論です。内憂外患・政治の舵取りが難しい時代です。
岸田首相・・参院選で勝利し、黄金の3年間を手にしてどんな政権運営を目指すのか。
施政方針演説を楽しみにしていました。
LIVE配信を見ることはできませんでしたので・・・翌日の新聞で内容を確認しました。
異次元の子供対策と数日前まで意気込んでいたのが・・・誰に言われて変えたのか。
「次元異なる少子化対策」に言葉を変えたのには・・・正直笑っちゃいました。信念がねぇ?
聞くことが私の政治信条だと語ったのは就任時。それが「決断」の連発。
何を決断したのかと申せば・・・先送りできない課題に正面から愚直に向き合い、
一つ一つ答えを出すと、まずは「防衛予算を大幅な増税で賄うと決断」・・
少なくとも戦後の防衛政策の抜本的な転換であることは間違いありません。
1年間の議論を重ねたというが・・・調整の大半は政府・与党内での非公開の場で決めた。
増税の実施時期は示さず。増税の明言も避けました。肝心なところはぼやかして逃げる。
そしていつの間にか増税してしまう。それが決断ですかねぇ。
原発を再稼働すると決断。エネルギーの安定供給に向けて「多様なエネルギー源を
確保しなければならない」としながらも、廃炉となる原発の次世代革新炉への建て替えや
原発の運転期間の一定機関の延長を進める・・と発言しましたが。不十分ですね。
もう少し、経済の面からとか、再稼働時期とか、決断の具体性を示さねば・・・
曖昧な表現すぎます。これが岸田流、はぐらかし言論なのでしょうか。
それと・・・最重要政策に「従来とは次元の異なる少子化対策を実現したい」と語るが、
検討にあたって、何よりも優先されるのは当事者の声だと。それこそそんな
次元じゃないのではないか。読売新聞ですら、社説で「課題解決に具体策を掘り下げよ」と
批判しています。毎日に至っては歴代政権と何がどう異なる次元なのかと疑問を呈します。
私は、批判がしたいのではありません。施政方針演説は・・一国の首相が、自らの
全政治生命を賭けて国民に国家の方向を示す大演説です。演説の全文を読んでみましたが、
決断という割には何を決断したのか・・明示しない。こそこそしているのではないかと
思えるような・・・はっきりしない言い回し。重点政策に至っては、具体策が何もない。
私が最も気にしている・・・地方創生に至っては・・・地方創生を進め、
地方が元気になること。それが日本経済再生の源です。
地方の基幹産業の活性化に全力を注ぎます。・・・それだけです。
本当に真剣に地方を思うとはとても思えません。政権維持に汲々としているとしか。
そんなことはわかっているわい。一時が万事、この調子、これでは・・
今年も空疎な言葉が響くだけなのでしょうか。
政治不信が続くのではと、苦笑いです。Goto

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