歪曲

日本人が海外に永住権をとって逃げ出しているって?
お寒うございます。立春です。暦の上では春ですが・・・温暖化現象とは申せ・・
高齢者には、2月の寒さには堪えます。こんな時期は、東南アジアでもグアムでも
ハワイでも・・・叶うならば、温かい土地で越冬して暮らしたいものです・・
まぁ・・ねぇ。これが朝日新聞のらしい記事と申しますか・・
1/27の朝刊、一面で・・・「海外永住者、昨年2万人増、過去最高の55万人で、
そのうち6割が女性だ」・・そんな記事が掲載されました。
データの元は外務省の海外在留邦人数調査統計だそうです。
22年10/1現在の推計で、日本から海外に生活拠点を移した永住者の累計が過去最高となった。
コロナ禍で長期滞在者が減少しているが、永住者は前年比で約2万人増えたと・・・
ホンマかいな・・って思わずにはいられません。
記事はこうです。永住者は20年連続で増加し、今回の前年比約2万人の増加は
過去5年間で2番目の伸び幅、10年前と比べると14万人超増えている。
地域別では北米・西欧・オーストラリアの3地区で全体の8割を占めている。
男女別では女性が62%と多く30年前と比較しても7ポイント増だと。
朝日的には・・・永住の理由を「よりよい生活や仕事を求めて、
生活の拠点を移す動きや国際結婚、現地での出産などが影響している」
また「賃金や労働環境、社会多様性・寛容性などの面で、日本よりも
北米や西欧諸国に相対的な魅力を感じる人が多くなった」からだと分析する、
そして、日本の人口減少と比較しても、規模として無視できない。
人口移動の中心は若い世代で、さらに増え続ければ・・社会のさまざまなところに
影響を及ぼすだろうとも述べています。
外務省のデータを朝日が取材して書いたのですが・・・
外国に3ヶ月以上滞在する人は旅券法により在外公館に在留届を出すことになっています。
このデータを元に現地で永住権を得た「永住者」とそれ以外に「長期滞在者」に
分けて外務省が毎年、人数を集計しているのを取り上げての記事。
ですから・・・間違っているとは思いませんが・・・
如何にも朝日的だと思うのは・・このデータを日本は住みづらい。
賃金は安いし、多様性は認めない。とんでもない国だから・・国民が逃げ出すのだと
いいたいのです。
果たして・・・そうでしょうか。
海外に永住権を持った人たちの思いを、民族大移動のように単純化して良いのでしょうか。
時代はグローバル化です。むしろ多くの日本人が海外に出て暮らすことは
良いことでないでしょうか。逆に外国人を受け入れることも。
歪曲という言葉がありますが・・・どんなことも自虐的に捉え為政者が悪い。
政治のせいだと歪曲して記事にする・・それが朝日新聞らしさだとすればそうですが・・
朝日が果たす役割って・・・終焉に近づいているのではないでしょうか。
お寒い話です。Goto

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