我田引水

新聞の信頼性については誰もが認めています。
我田引水って言葉があります。あまり良い意味では使われません。
感謝と利他の心を持てと先達に学び、そうあるにはどう生きれば良いのかと・・
悩む老人としては・・・我田引水であってはならないと思っています。
我田引水とは・・・どんなことを言うのか。
自分の都合の良いことだけを考え、周りを見ないで自己中心的な行動をすることです。
釈迦に説法ですが・・・自分の田んぼだけに水を引き、他の人の田んぼのことなど
考えない。この言葉は縄文時代、稲作が誕生してから使われる言葉です。
いまだに残っていると言うことは・・・世の中が自己中心的な人が多いってことでしょうか。
こんな例を我田引水の象徴だと言ったら叱られますかねぇ・・・
日本新聞協会が発表した調査です。
全国の15歳〜79歳までの1200人を対象とした昨年9月〜10月にかけての調査で、
メディア別の印象や評価を複数回答可能で聞いてみたところ・・・
新聞の情報が正解であると答えた人が47.3%で最も高かった。
テレビが38.0%、インターネット19.8%と続いた。
情報の信頼性の高さも45.5%とトップでテレビ、インターネットを大きく引き離している。
そんな調査結果です。どう思いますか・・・当然のことですよねぇ。
それとネットニュースに関しては、提供元を「必ず確認する」7%「たいてい確認する」25.6%
提供元の信頼度でも新聞が「信用できる」「どちらかで言うと信用できる」計54.7%だったと。
また、1日のうち新聞を読んだりみたりする時間を、コロナ流行前に比べ、平日は
1.9分増え23.8分、休日も2.1分増で27.6分だったとも発表しています。
この発表って・・・要するに、新聞はどのメディアよりも正確な情報を提供している。
最近ネットでニュースを見る人が増えたが、その人たちの半数以上は、新聞が提供元だと
信頼する。だから・・・新聞は素晴らしい情報源だぞ・・と訴えているのです。
その通りです。誰もが認めていることです。逆にそんなデータを振り翳して・・
何になるのでしょうか。コロナ禍で新聞を捲る時間が、1分か2分増えたことに
なんの意味があるのでしょうか・・・こんな発表で瓦解し始めている・・
新聞の購読者に歯止めが掛かるとでも思っているのでしょうか。
こんな自分達がいちばんなのだ。新聞を認めろ・・・
したり顔で言うことを我田引水の典型例だと申しあげたい。
インターネットニュースと比べなければならないほどに・・
新聞の価値が下がっていることに、危機感を持って欲しい。虚しさを感じます。
敢えて申します。インターネットとニュースの信憑性を比べるほどに・・
新聞は地に落ちたのか。Goto

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