何がキラキラか?

日本の命名文化を尊重するに依存はありません・・・
名は体を表す・・・と申します。
意味は『名前にそのものの本当の姿が表れている』という慣用句です。
『体』は音読みで『たい』と読み、『ありのままの形』を意味します。
ものや人に名前を付けるときは「こんなふうに思われたい」
「こういう人になってほしい」などの願いを込めて付けるもので、大概は親がつけます。
最近・・親の願いが強いのか、面白半分なのか、身勝手なのでしょう。
笑ってしまう名前がつけられ・・戸籍法の範疇に入らないのもあります。
で、どこまでが許容範囲か、議論して決めねばと、
法制審議会が「改正要綱案」をまとめました。
いかなる名前をつけようが自由です。規制するには異論があります。
でも・・・自由であることは・・何をしても良いのではありません。
それなりに責任と義務は負うモノです。それがなければ社会秩序が維持できません。
たかが名前ですが。されど名前です。
「名は体を表す」のですから・・・親の品位や質が問われているってことでしょう。
審議会が「読み方として一般に認められているもの」というざっくりの規定は
良いのではないでしょうか。
「社会に混乱をきたす・・・反社会的で名前に相応しくない・差別的で不快な読み方、
漢字の意味と反対の読み方、別人と誤解される読み方、漢字の意味から連想できない読み方、
書き違いかはっきりしない読み方などは規制しつつ・・運用面で日本の命名文化を
尊重する」ことでまとめたのは・・賢明であると思います。
ただし、デジタル時代に対応できないとか、情報システムにはそぐわないとの理由で
法整備するのであれば、それは主客転倒です。デジタル技術の進歩を全く理解できていない
議論でしかありません。今や人間が考える程度の矛盾や問題点はAIにやらせれば
一瞬にして解決します。
新たな読み仮名の文化は、名付ける親の教養や知的な営みに根差します。
子供が自分の名前を見つめる時は必ずきます。
「子供は親の言うことは聞きませんが、親のやることは真似るモノです」
キラキラネームを付けて喜んでいるようではねぇ・・・
子の名前に相応しい親でありたいモノです。「名は体を表す」のですから。Goto

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