子どもの自死に思う・・

厳しいようですが。自分自身で切り拓いていくしかない。
社会にはたくさんの課題があります。日々新聞を何紙も捲っていますと、
「生きる」と申しますか「生き抜く」ってことは容易ではないと痛感します。
でもです。だからといって自死する道を選ぶのは如何にも勿体無い。
私が鈍いのかも知れませんが、人間は誰でも死にます。100%です。
だったら、そんなに慌てなくても、悲壮にならなくても、いずれは死ぬのです。
気楽に生きれば良いと思うのですが・・・そうはいかないのでしょうねぇ。
警察庁の自殺統計に基づく厚労省のまとめで・・・22年の自殺者は2万1881人で
前年比で874人増えました。女性7135人(67人増)で3年連続増加。
男性1万4746人(807人増)で13年ぶりに増加です。人口10万人当たりの自殺死亡率は
0.8人増の17.5人・・・年代別では50代が4093人で最も多く、他に増加幅が目立ったのは
80代で276人増の2490人だったと。
自殺の原因・動機は、健康問題が1万2774人、家庭問題4775人。経済・生活問題4697人
勤務問題(職場での悩み)が2968人だったそうです。
それと、今回大きな問題になっているのは小中高生の自殺者数が514人で
過去最多になったことです。内訳は小学生17人・中学生143人、高校生354人。
原因や動機は一人ひとり違います。わからないのでしょうが、遺族らからの
聞き取り調査ではいずれも「学校問題」が最多。具体的には「学業不振」
「進路に関する悩み」のほかに「学友との不和」が多く。「家族関係」に苦しんだ子は
小学生を含めて「家族からのしつけ・叱責」と回答しています。
少子高齢化・人口減少はこの国が抱える最大の課題です。
とりわけ・・・少子化問題は、政府も危機感を持って施策を講じようとしています。
そんなおり、一方で小中高生の自殺が過去最多では・・・何をか言わんやです。
話は変わりますが。宮城県の統計ですが、宮城県内35市町村職員でメンタルヘルス
(心の健康)を損なって職場を1ヶ月以上離れている長期病気休暇取得者が増え、
長期病休者の6割を超えていることが県の調査で分かったそうです。
その結果、マンパワー不足を背景に病休者で皺寄せを受けた職員も休職するなど
「負のスパイラル」が起きています。
この調査は13年度から始まり統計が残っていますが。メンタルヘルス不調による
病休者は18年度と21年度では25市町村で増加し、合計で1.4倍に達しています。
原因の一つにコロナ禍を機に公務員の数を減らす傾向にありそれが問題だとの指摘があります。
なんでもかんでも、コロナのせい、影響だと片付けるのは如何がとは思いますが。
病名「メンタルヘルス」が長欠で認められるのはどうでしょうか・・・甘い気がします。
子どもの自殺もそうですが・・・自分の人生は素晴らしく、未来は明るいと信じて、
困難・苦労・苦難にめげず、未来を明るく描いていく。
厳しい現実の中で、つい負けそうになる自分を自分で励ましながら・・・
明るく振る舞っていく。そのような姿勢こそが希望を与え、人生を拓いていくのだと思います。
病院のベッドは未来を教えてはくれません。死んではいかにも勿体無い。
全ては自分自身ではないでしょうか。Goto

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