一喜一憂せず、やらねばならぬことをやり抜く決断力と実行力を・・
まぁ・・・どうでも良いとは言わないが、6月の下旬、読売新聞と毎日新聞が
全国世論調査を実施、岸田内閣の支持率を公表、両紙とも続落・最低だったと
公表・・・それがどうしたと思うのですが。当事者たちはどうなんでしょうか。
なぜ、読売と毎日を取り上げたかと申しますと・・・
現政権与党に対して、支持する読売と反対の立場をとる毎日だからです。
えっ・・・政権に批判的なのは朝日ではないかって・・・そうですが、
最近朝日は世論調査もろくにやっていませんからねぇ・・・
両紙の質問項目はほぼ同じです。調査日も同じ。傾向もほぼ同じです。
ですから、この調査は信用していいのではと思っています。
ただ、岸田内閣の支持率、毎日は28%で読売は35%です。
その差は、政権を支持しているかいないかの違いです。
そこが、調査の信用性を欠くところですが・・・2紙を比べている人は
もはや、新聞オタクぐらいのものですから・・私がそうですが。
傾向を見るだけしか価値がないと思ってください。
傾向です。支持率が減少した理由は、両紙とも相次ぐマイナンバーのトラブルと分析しています。でもそれは、今の健康保険証を24年秋までに原則廃止し、マイナンバーカードに一本化することに賛成ですか、反対ですかとか。
マイナンバーカードを巡るトラブルへの対応について岸田首相は指導力を発揮していると思いますか。思いませんか・・・などと質問しているのです。
そりゃ・・・誰が考えても、ここでデジタル化を推進しなければ、この国は、
残念ながら、国家の体を無くしてしまうなんてことを真剣に思っている国民は少数です。ですから、連日のようにメディアでトラブルを煽っているのです。
そうは思わないが・・・80%になるのは必然ですね。
それを支持率調査の質問項目に入れれば、不支持が増えるに決まっています。
誘導している積りはないでしょうが、この質問はいただけませんね。
政府の少子化対策を評価しますか?しないが66%。物価高に対する政府の対応を評価しますか?しないが66%は当然の結果です。
読売は・・・福島原発・処理水の海洋放出については・・・
結構政府寄りの質問をしています。処理水を放射性物質とトリチウムを、日本の排出基準やWHOの飲料水基準を下回る濃度まで薄めて、夏頃までに海への放出を始める方針です。賛成ですか、反対ですか・・・賛成57%、反対30%です。
反対ならば・・どうすれば良いと思いますか・・・
このままトリチウムを取り除くまで貯蔵槽を増やし続けますか?と質問してみればどうでしょうか。答えようがありません。もちろん、そんな無茶な質問はしません。本当はすべきなのに・・・
と新聞の世論調査を見てみますと・・・
実はとても上部だけで情緒的、いい加減な調査でしかないと私は思っています。
でも傾向はわかるからそれで良いのではと言われれば、そう思います。
問題は、当事者という言葉を使いましたが、政権の中枢にいる人たちが
この調査をどう理解し判断するかということです。
マイナンバーカードは如何に批判があろうと、修正を加えながら粛々と推し進めるべきだと思います。原発処理水は・・これまでです。躊躇せず海洋放出すべきです。読売新聞と毎日新聞のデータが同じ傾向であることは、岸田内閣が問われているのは、決断力・実行力です。
岸田政権は、衆参の選挙をあえてやらなくても良い・・黄金の3年間にあるのです。世論調査などに一喜一憂するのではなく、やらねばならないことを、恐れずやって欲しい。と思います。それができないのが問題なのですが・・Goto
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