ものごとは立場が違えば違って見えるものです。
「こんな細かなことが気になる」のは・・木下右京ぐらいでしょうかねぇ?
えっ・・木下右京って知らないって。警視庁の特命係の右京さんですよ。
まだわからない・・・2000年から続くスペシャルドラマ「相棒」の主役の
名前ですよ。この10月からシリーズ22がスタートします。
と申す・・私もすべてを見ているわけではないのですが・・・
木下右京(水谷豊)の決め台詞「一ついいですか」と指を立て「細かいことが気になる性分ですので」と事件の核心に迫る場面が妙に頭に残っています。
23年間も続く長寿番組です、このシーン記憶ありませんか?
テレ朝の番宣では新シリーズも、まさに「相棒」でしか描くことのできない
珠玉のミステリーを視聴者にお届けする。伝説のコンビが新たに立ち向かうのはどんな悪なのか?パワーアップする相棒ワールド、そして特命係の躍動に乞うご期待!と。因みに相棒役の亀山薫を演じる寺脇康文さんは岐阜の出身です。
右京さんの「細かなことが気になる」と言う場面を思い出したのは・・・
北朝鮮の金正恩労働党総書記とロシアのプーチン大統領が13日、露極東アムール州の宇宙基地で会談したとの記事を翌日の新聞で読んでです。
私は日々、6紙の新聞に目を通します。趣味が「新聞」ですから・・
趣味の域ですが。目を通すからそれぞれの新聞のスタンスの違いがわかります。
両首脳の会談。表面的には両国が軍事的・経済的に不足分を補う合うことで合意したのですが、真相は藪の中。きな臭ささが残っています。
日米韓と中露朝が睨み合う形になれば、東アジアの緊張は一層高まります。
中国の出方がどうなるのか。平和主義を振り翳すだけでは済まない状況です。
細かい話です。日本の外交に新聞が見出しを付ける時のルールは日米とか日印とか、日韓・日中と表現するように日本が先になります。
では他国同士・・・韓国と米国の場合は、どう表現するのか。米韓とします。
ヨーロッパ全体と米国の場合は欧米と、EUが先になります。これはどうしてなのでしょうか?どんな基準なのでしょうか?
朝日新聞の場合、編集局のメンバー10人程度が明日の朝刊、1面の見出しをどう付けるかを議論して決めます。その際に記事内容から序列を決めるようです。
同時に国の規模が大きい方から並べる決まりだそうです。
プーチンと金正恩の会談・・・露朝とロシアが先で北朝鮮が後の序列で見出しをつけたのは、毎日・朝日・共同通信・読売です。ロシアの方が国力が優っているからでしょう。しかし、日経だけが朝露と、北朝鮮を先にしています。
なぜでしょうか。右京さん教えて下さい。
違う理由は一つです。日経の記事はソウル支局の記者が書きました。
そうなのです。韓国では、このニュースを北朝鮮が先でロシアが後で表現しているからです。つまり、日経は韓国発の記事を掲載したから朝露なのです。
他紙は東京発ですから、露朝となっているのです。
日々目にする新聞のニュース・・・
どの立場で書かれているかによって、随分と違うのだということがわかります。
情報過多の時代です。物事を徹底的にみる訓練をしないと何が何だかわからなくなりますね。細かなことで恐縮ですが・・・・Goto
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