酒の味

新しい酒にチャレンジするのも・・良いものですねぇ。

この歳になって、酒の味を覚えました。
えっ・・・「酒なくて何の己の命かな」なんて豪語して、
毎日浴びるほど呑んでいたのに(最近はめっきり)今更、酒の味?ですって。

そうなんです。今更なんです。
私の酒は・・・37年前に他界した親父殿に教わりました。
なんせ、豪快と申しますか、豪放磊落な人で、65歳で他界するまで、
岐阜の歓楽街をパトロールと称して、夜な夜な飲み歩いていました。

親父殿曰く「酒はなんのために飲むのか。酔うためである」
「日々・酔う瞬間が違う。一升酒でも酔わぬときもあれば、一合の酒で
酔うときもある」「飲む相手・飲む気分・飲む環境・飲む体調によって
酔う瞬間が違う」「酔う一歩手前で止めることができれば本物の酒呑みだ」
なんて、酒を呑むことが人生修養のようなことを。

そんな私ですが、飲む酒の種類は多くない。
若い頃は、いも焼酎一本のときがありました。安かったからですが。
少し前までは・・・チェイサーがわりのビール。そして日本酒。冷ですが・・・
今はビールか、赤いワインを1・2杯でほろ酔い気分です。酒呑みは意外と頑固で自分のスタイルを変えないものです。ですから、他の酒は飲まなかったのですが。最近、ウィスキーの味を覚えました。

きっかけは、コロナも明けたのでと、若い人と飲みに。
私は例によって、ビールと日本酒。日本酒の味がイマイチ。で、ワインをと、
それもクスリを呑んでるようで、不味い。居酒屋の酒ってそんなものだと・・
若者たちは笑って・・彼らはサワーとかハイボールをあおる・・

ハイボール飲んでみませんか・・・と。喉越しが意外と良い。
そりゃ、炭酸なのですから、ビールと同じ。当たり前なのですが・・
いいじゃないかと。でです。我が家に頂き物ですが、それなりのウィスキーが
あります。それを引っ張り出して・・炭酸で割って。ビールもいらない。
日本酒もワインもいらない。

これっていいじゃないか。と言うことで・・・
でも、ウィスキーは晩酌には合わないな。料理の味に優ってしまう。
そう思っていたら。ロックとか生で飲んで味わうウィスキーを
ビールがわりに飲めばそうなると、若者が。ハイボールにはハイボール用に
ウィスキーがあるのだと。CMでやってるだろ。サントリーの「角」で。

酒といえば・・・焼酎ですと・・・こんな広告が。

ほろる ほろほろ
ほろる ほろ
ほろほろ ほろる
ほろるるる・・・

素晴らしじゃないですか。この表現、味があります。最高ですね。
あの、霧島酒造の・・・黒霧島・赤霧島についでの新作・・ほろるです。
9/13・発売日、読売新聞掲載された見開き広告です(写真参照)

また一つ、好きな酒が増えました。
僕はいも焼酎が大好きだ。
その気持ちには
一点の曇りもないのだけれど
新しい世界を目覚めさせてくれる
麦焼酎が現れた

霧島がつくった、この焼酎は
麦のイメージを一新してしまうような、
体験したことのない出会いだった。

どんな味かって?
それを知る楽しみを、
あなたから奪うなんて
僕にはできないな。

まあ、まず一杯、どうですか・
本格麦焼酎、霧島ほろる

レイアウトも良い。コピーも良い。霧島酒造はいも焼酎のメーカーです。
私の知る限りでは、紫芋を原料にした赤霧島が一斉を風靡しました。
赤霧島の出荷量を抑え、PRを先行させた広告手法が功を奏したことも。

その霧島酒造が・・麦焼酎を発売したのですねぇ。
ハイボールも良いですが。こりゃ、味わってみますかねぇ。
そうそう・・大相撲、9月場所・優勝すると占った・・大関霧島を
霧島酒造が意識しているとしたら、こりゃびっくりの広告戦略ですね。Goto

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