ライドシェア

タクシーの運転手不足一つ、政治は解決できないのですね・・・・

昔ほどではありませんが、岐阜の田舎町でも朝の時間帯は、
車が結構混み合います。岐阜市の中心には長良川が流れています。
市内には7本の橋が掛かっていますが、それを渡るのがひと苦労です。

大概の車は運転手一人が乗車しているだけ・・・乗り合わせれば
随分と緩和されるのではと思っています。
別件ですが。先日・休日・飛騨の高山に。驚きました、街中から離れたホテルに
宿泊、タクシーが来ないのです。名だたる観光地でこの有様です。

海外では一般のドライバーが有償で客を乗せる「ライドシェア」がネット予約で
普及しています。米国のウーバーやリフト、中国の滴滴出行(ディディ)
シンガポールのグラブなどが事業化に成功しています。

日本では「白タク」と言って違法ですね。
でも、タクシー運転手の人手不足は深刻、12年度に34万人ほどいた運転手、
21年度には22万人。10年間3割減です。それに高齢化です。平均年齢は60歳を超えました。7月の有効求人倍率は2.63倍、全職業平均の1.15倍を大きく超えています。

こんな状態が続けば、インバウンドの足も確保できません。
「ライドシェア」を解禁してはどうかとの議論が盛り上がっています。
菅前総理や河野規制改革担当相らは推進派の代表格で、結論を先送りせず早急に
対応すべき。タクシーだけでサービス提供不可なら導入するルールを。
タクシーもライドシェアも選べる社会にすべきと声をあげています。

一方、反対派は安全性や事故発生時に誰が補償するのかが課題(自民党タクシー議連会長)安全の確保、利用者保護などの観点から課題(松野官房長官・斉藤国交相)と安全面から慎重な意見です。でも背景には既得権益を守ろうとする動きが見え隠れします。

あなたはどう思いますか。
安全が確保できないと言われれば、誰もが引きますが。
タクシー会社がライドシェア事業をやれるようにするなど知恵を出せば、
話は変わってくるのではないでしょうか。

河野規制改革担当相は一度棚上になっているライドシェア解禁問題を
再び取り上げる可能性があります。関係省庁も運転手不足が解消されない以上、規制改革会議の議題になればゼロ回答は許されないのではないかと動きが本格化する勢いです。

国交省は、二種免許の取得予定者でも一時的にタクシーに乗れる案が浮上したり、新たに個人タクシーの営業を認め、運転手の年齢上限を80歳とするなど、
運転手確保にあの手、この手ですが・・・所詮は焼石に水。

解決方法はどう転んでも、ライドシェアを解禁するしか方法はないの
ですが・・・なんとも歯痒いですね。まぁ・・これが自民党政治なのでしょうね。でもです。日本維新の会は21年衆院選・22年参院選の選挙公約でライドシェア解禁をあげています。

巷間噂される・・・衆院の解散で、維新が野党第1党になれば・・
自民党の中で、ごちゃごちゃしているこの問題も、一刀両断解決するのでは
ないでしょうか・・・そうなれば、朝の通勤ラッシュにもライドシェアが可能になり、その悩みを解決するのではと思います。Goto

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